2008年06月02日

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マテリアル インテグレーション 2008年5.6月号




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特集 化学センサの新展開(第1章/ガスセンサ・第2章/バイオセンサ・イオンセンサ)

巻頭言
特集にあたって
化学センサ研究会会長(九州大学産学連携センター) 三浦 則雄
社団法人電気化学会の化学センサ研究会は,九州大学の故清山哲郎先生らが中心となって,前身のセンサ研究懇談会(1977年発足)を発展させて1984年に設立され,今年で24年目を迎えます.現在,本研究会は法人会員約40社,個人会員約300名を抱えており,年6回の機関誌「Chemical Sensors」の発行,年各2回の研究発表会及び研究会の開催,各賞の授与,各種国内・国際学会の共催,協賛,支援などを行っています.今年度は特別にこの出版事業を加えております.
物理的現象を扱う物理センサに対して,化学的現象を伴うすべての検知素子(バイオセンサも含む)を対象として,包括的に化学センサ (Chemical Sensor) という呼称がつけられた後,世界的にこの呼称が認知され始めたのは,1983年に福岡で開催された第1回化学センサ国際会議 (IMCS) 以降と思われます.その後,この会議は,アジア,欧州,アメリカ地区の順で2年毎に開催され,今年は7月に米国のオハイオ州コロンバスで第12回が開催されます.
化学センサに関する書籍は,故清山先生らが1982年に講談社サイエンティフィックより「化学センサー:その基礎と応用」を発刊されたのが最初です.この本は,今では化学センサ研究のバイブル的な存在になっています.また,同年には「電気化学と工業物理化学」誌の第50巻第1号に化学センサの特集号として,当時の第一線の化学センサ研究者による13件の解説記事と8件の論文が掲載されています.前者の本の目次を見ると,ガスセンサー,固体電解質センサー,生物電気化学センサーに分かれており,当時はセンサではなくセンサーとのばしていたこと,東工大の相澤益男先生がこの直後に使われ始めたバイオセンサという表記はまだここにはなかったこと,固体電解質センサの比率が高かったことなどが分かります.
その後,四半世紀を経て今回の特集号の発刊となるわけですが,その間に化学センサの分野は大きな発展を遂げています.特にバイオセンサの分野では別の国際会議が開催され,国際専門誌も発行されています.今回の目次を見ましても,医療用や生化学用などの多種多様な新規のバイオセンサが紹介されていることがわかりますし,マイクロ分析システム ($\mu$TAS) を組み込んだバイオ・イオンセンサの発展も著しいものがあります.一方,ガスセンサについては,安心・安全向け,車載用,環境計測用,アメニティ用などの新規分野での展開が見られますし,ナノ化材料技術やMEMS技術の進展に伴った省電力型素子やパターン認識方式のマイクロアレイの出現も特筆すべきでしょう.
今回の執筆陣は,化学センサ研究会の役員を中心として,総勢約60名にお願いしており,本研究会の総力を挙げての執筆態勢をとっています.また,ガスセンサ分野とバイオ・イオンセンサ分野がほぼ半々であり,それぞれの応用事例についても何名かの企業の方に執筆していただき,全体的によくバランスのとれた構成となっています.内容的にも単なる解説ではなく,最近の各分野のトピックスを中心に執筆していただいており,最新かつ最先端の内容を知ることができます.
この特集号の発刊およびその単行本の発刊には,本研究会の学術交流基金をあてることが役員会,総会において認められております.また,単行本の発行後には,本研究会の会員全員に配布するとともに,比較的安価な書籍として販売する計画です.昨今の非常に高価な解説本とは異なり,豊富でかつ最新の内容でありながらも,若手研究者や学生諸君にも入手しやすいように配慮する予定です.この一冊が,化学センサ研究の今後の活性化や進展に大いに寄与するとともに,社会に対する有益な情報発信や若い人の教育に役立つことを願っています.
最後に,本特集号を企画するに当たり, 絶大なるご協力を頂きました兵庫県立大学の水谷文雄教授,長崎大学の清水康博教授,(株)ティー・アイ・シィーの津田直樹社長と松田美佐子様に深謝いたします.

第1章 
第1節 
半導体ガスセンサ酸化物半導体を用いた環境モニタリング用ガスセンサ
愛媛大学大学院 理工学研究科 定岡 芳彦

半導体ガスセンサの電極マイクロ設計による高感度化
立命館大学 生命科学部応用化学科 教授 玉置 純

ナノ構造制御した半導体ガスセンサ
九州大学大学院総合理工学研究院 島ノ江 憲剛

メソ・マクロポーラス材料を利用した半導体ガスセンサ
長崎大学工学部材料工学科 兵頭健生 他

層状有機無機ハイブリッド材料を用いたVOCセンサ
独立行政法人 産業技術総合研究所 先進製造プロセス研究部門 伊藤 敏雄 他

有機半導体薄膜を用いたNOxセンサ
静岡大学 電子工学研究所 村上 健司

半導体式ガスセンサの信頼性の向上
新コスモス電機(株) 皆越 知世 他

第1章 
第2節 
固体電体質ガスセンサ車載用および環境計測用ジルコニアガスセンサ
九州大学 産学連携センター 三浦 則雄 他

3価イオン伝導性固体を用いたガスセンサ
大阪大学大学院工学研究科 助教授 田村 真治 他

NASICONを用いたガスセンサ
九州工業大学工学部物質工学科 教授 清水 陽一

新規固体電解質を用いた電流検出型ガスセンサ
九州大学大学院工学研究院 応用化学部門 石原 達己

固体電解質を用いた炭酸ガスセンサの安定化
愛媛大学 大学院理工学研究科 物質生命工学専攻 青野 宏通 他

ジルコニア固体電解質のセンサ応用
日本特殊陶業株式会社 常務取締役 知的財産部 品質保証部担当 八木 秀明

電気化学式COおよびCO2センサ
フィガロ技研(株)センサ開発部 兼安 一成

第1章 
第3節 
各種原理に基づくガスセンサおよびマイクロセンサシステム吸着燃焼式マイクロガスセンサ
長崎大学工学部 江頭 誠 他

マイクロガスセンサ素子上への燃焼触媒集積化
独立行政法人 産業技術総合研究所 西堀 麻衣子 他

エレクトロニックノーズシステム
金沢工業大学 高度材料科学研究開発センター 南戸 秀仁

陽極酸化薄膜を用いたガスセンサ
長崎大学工学部 教授 清水 康博 他

ガスセンサのマイクロ化・集積化
東京電機大学 工学部 電気電子工学科 教授 原 和裕

高温動作が可能な電界効果型ガスセンサ
石巻専修大学 理工学部 教授 中込 真二

高分子材料を用いたQCMガスセンサ
愛媛大学大学院理工学研究科 物質生命工学専攻応用化学コース 准教授 松口 正信

第1章 
第4節 
ガスセンサの応用高性能湿度センサとガスセンサの開発と今後の展望
株式会社 山武 研究開発本部 主席研究員 黒岩 孝朗

固体電気化学式センサを用いた換気警報器の開発
矢崎総業株式会社 永井 清治

ガスセンサを用いた植物機能の評価法
金沢星稜大学 経営戦略研究科 大薮 多可志

ナノ孔ガラスを用いた大気環境物質の高感度検出
金沢星稜大学 経営戦略研究科 内山 政弘 他

半導体ガスセンサの計測器への応用
エフアイエス株式会社 開発部マネージャー 花田真理子 他

電気化学式ガスセンサの最近の応用
理研計器株式会社 今屋 浩志 他

都市ガス業界におけるガスセンサ技術の現状と課題
大阪ガス株式会社 エネルギー技術研究所 マネジャー  大西 久男

第2章 
第1節 
酵素センサ・免疫センサ・イオアンセンサバイオセンサの高感度化と化学増幅
兵庫県立大学大学院物質理学研究科 水谷 文雄

カロリメトリックバイオセンサ
神奈川工科大学 工学部 応用化学科 教授 佐藤 生男

酵素ミセル膜を用いるバイオセンサ
埼玉工業大学大学院工学研究科 物質科学工学専攻 内山 俊一 他

修飾酵素のバイオセンサへの適用
産業技術総合研究所 生物機能工学研究部門 矢吹 聡一

免疫センサチップ
(独)産業技術総合研究所 生物機能工学研究部門 研究員 栗田 僚二

SPR免疫センサ
オムロン株式会社 技術本部 コアテクノロジーセンタ 岩坂 博之 他

イオンセンサ:無機から有機イオンへ
岡山大学 大学院医歯薬学総合研究科(薬学系)教授  勝 孝

イオンセンサの流れ系への応用
芝浦工業大学工学部応用化学科  正留 隆 他

半導体化学イメージセンサによるイオン分布の可視化
東北大学大学院 医工学研究科  吉信 達夫

第2章 
第2節 
細胞センシング・マイクロシステム細胞機能を利用するマイクロバイオセンサ
東北大学大学院環境科学研究科  井上(安田)久美 他

藻類細胞を用いたバイオセンサによる多角的センシング
東京大学生産技術研究所 立間 徹 他

細胞チップのためのバイオセンサ技術
富山大学大学院 理工学研究部 鈴木 正康

単一細胞工学のセンシング技術への展開
東京農工大学 大学院工学府 生命工学専攻 教授 松岡 英明 他

ナノデバイスによるバイオセンシング
(独)産業技術総合研究所 健康工学研究センター 副センター長  分子科学研究所 客員教授 馬場 嘉信

細胞操作・センシングのためのバイオリソグラフィー
東北大学工学研究科 バイオロボティクス専攻 教授 西澤 松彦

集積化バイオ・化学センシングシステム
筑波大学大学院数理物質科学研究科 物性・分子工学専攻 鈴木 博章

電気化学検出集積型マイクロ流体デバイス
(独)産業技術総合研究所 健康工学研究センター 脇田 慎一 他

第2章 
第3節 
バイオセンサ材料・作製法・検出法交互累積法によるナノ薄膜およびナノカプセルを用いたバイオセンサ
東北大学大学院薬学研究科 王 保珍 他

レドックス活性ポリエチレンオキシドを用いたバイオインターフェースの構築
芝浦工業大学工学部応用化学科 准教授 今林 慎一郎 他

ウイルス1粒子の超高感度計測に向けて
県立広島大学生命感極学部環境科学科 江頭 直義 他

リアクター型バイオセンサ
県立広島大学生命感極学部環境科学科 飯田 泰広

分子インプリント高分子の「ゲート効果」を利用したバイオミメティックセンサ
県立広島大学生命感極学部環境科学科 吉見 靖男

ケミカルCCDを用いるバイオエレクトロニクスセンサの開発
富山大学大学院 理工学研究部 生命・情報・システム学域 教授 篠原 寛明

第2章 
第4節 
バイオセンサの応用酵素・電気化学式血糖センサシステムの開発
松下電器産業株式会社 バイオ技術開発室 チームリーダー・工学博士 中南 貴裕

デジタル尿糖計の開発と糖尿病予防への応用
株式会社タニタ バイオヘルスケア推進部 伊藤 成史

体内埋込型バイオセンサ
徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部 准教授 安澤 幹人

医療福祉用フレキシブル電極・センサ
国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所 障害工学研究部 生体工学研究室室長 外山 滋

電気化学的DNAセンシング
福井大学大学院 工学研究科 生物応用化学専攻 末 信一朗 他

定質という考え方と新しいセンサ技術
九州工業大学大学院 生命体工学研究科 教授 春山 哲也

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2008年04月30日

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マテリアル インテグレーション 2008年4月号




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特集1:新ガラス溶融技術--環境負荷の低減に向けて
特集2:『独自』を求めて躍動する地域の科学技術--地方の産業技術振興の立役者たち


特集1:環境とガラス--温室効果ガス排出量削減を目指して--
寺井ガラス技術事務所 寺井 良平

特集1:革新的ガラス気中溶解技術
(独)物質・材料研究機構ナノセラミックスセンター機能性ガラスグループ長 井上 悟 他

特集1:ガラス溶解炉における燃料転換--都市ガス化によるCO2削減--
石塚硝子株式会社テクニカルカンパニーガラス技術部窯炉技術グループ副主任 山北 龍児

特集1:無鉛低融ホウ珪酸塩ガラスフリットの開発
地方独立行政法人 東京都立産業技術研究センター 研究開発部材料 グループ主任研究員 
田中 実

特集1:微粒造粒原料を用いたソーダ石灰ガラスの溶解性
旭硝子株式会社中央研究所 辻村 知之 他

特集1:乾燥誘起相分離による防眩性ガラス基板の作製
セントラル硝子株式会社 硝子研究所 津田 康孝

特集1:インフライトメルティングを用いた革新的省エネルギーガラス溶解技術の研究開発
東京工業大学 大学院理工学研究科 物質科学専攻 矢野 哲司

特集2:北海道における科学技術の振興と環境・エネルギー関連分野における研究開発の取組方策について
北海道立工業試験場における新エネ・省エネ技術の開発について
余剰バイオガスの有効利用方法に関する研究
北海道立北方建築総合研究所の環境分野の研究開発動向とエコスクールへの取組み
北海道企画振興部科学 IT振興局科学技術振興課 知的財産グループ 他

特集2:汽水湖を持つ地域の環境科学技術への取り組み---宍道湖・中海における水質保全施策と技術開発のファンダメンタル
島根県産業技術センター 企画調整スタッフ 研究調整監 川谷 芳弘 他

特集2:島根発の水質浄化技術開発の試み
島根県産業技術センター 環境技術グループ科長 塩村 隆信

特集2:中海・宍道湖の自然再生に果たす汽水域重点プロジェクトの役割
島根大学汽水域研究センター 國井 秀伸

連載近代日本のセラミックス産業と科学・技術の発展に尽力した偉人,怪人,異能,努力の人々(31)秩父セメント株式会社初代から5代目までの社長 諸井恒平,大友幸助,諸井貫一,大友恒夫,諸井虔 社長の苦労と栄光の奮闘記(2)大友幸助 社長
宗宮 重行

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2008年04月03日

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マテリアル インテグレーション 2008年3月号




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特集 電子セラミックス材料の積層技術

日本の伝統工芸を支える心と技
日経BP社 岡本 明

巻頭言
日本の伝統工芸を技術という側面から捉え,それが現在の先端技術にどのようにつながっているのかをテーマにした「技術の系譜」というテレビ番組制作のお手伝いをしたことがある.6回のシリーズ物で,輪島の漆器,萩の焼き物,金沢の金箔などを取り上げた.これらは日本を代表する工芸品であるがどれ一つとして日本がオリジナルなものはない.もともと中国から直接,あるいは朝鮮半島を経由して伝えられた物である.技術の側面からということで,それぞれの工芸品の,製造における材料やプロセスを詳細に取材し番組を製作したわけであるが,どの伝統工芸にもオリジナルを遙かに越え,繊細な工夫がたくさん含まれているのにびっくりした.
例えば,金沢の金箔は,光を透過してしまう100ナノメートルという厚さである.和紙に挟んでプレス機で打ち延ばし,徐々に薄くするわけであるが,この和紙にすごいノウハウが含まれている.特殊な手漉き和紙に,灰から採ったアク汁を滲み込ませる工程があるが,このアク汁に卵の黄身や,柿渋などを添加することにより,極薄に延ばすことが可能になり,金箔に光沢や柔らかさなどをも与えている.これらのノウハウは長年の経験の中から生まれてきたものであるが,もともとこのような技術を生み出した中国などのレベルをはるかに超え,まさに芸術の域に入っている.海外から入ってきた技術でも,日本独自の進化を遂げて“日本の技”として世界に認められているものはたくさんある.日本人は,常に精進してより良いものを作ろうとする気質を持っているようである.
もともと米国で生まれた積層電子部品も同じ進化過程を経ている.他でもできるコモディティー製品には付加価値はなく,利益も得られなくなっている近年,積層セラミックコンデンサにおいては,小型化,大容量化を実現している誘電体の薄層化技術が他国のメーカーに対する競争優位性の源泉となっている.厚さが1マイクロメーターを切った誘電体層を,金属電極層と交互に何百層も積層し,欠陥なしで焼き上げるというのはまさに芸術の域に入っていると云える.他の積層セラミック電子部品もそうであるように,経験に基づく複雑な因子が組み合わさった「擦り合わせ技術」の強さが日本の電子部品産業の国際競争力を支えている.この状況はしばらく続くと思われる.
一方,デジタル化はエレクトロニクスの世界で大きな変革を短時間のうちに成し遂げてきた.アナログの世界では日本人の感性と産業競争力がマッチし,大きな競争力を誇っていたが,デジタル時代には,長年蓄積してきた高度な技術も突然付加価値を生まなくなる危険性をはらんでいる.視野を広くし,部品自体にソリューション提供力を付けるなど,将来も競争優位性を保ち続けるため,新たなる差別化要因を生み出す創造的なイノベーションが望まれる.


Ni電極積層セラミックコンデンサの薄層化に向けた誘電体材料の進展
太陽誘電(株) 商品開発本部 技術企画統括部 岸 弘志

積層セラミックスコンデンサ
TDK株式会社 コンデンサビジネスグループ 佐藤 茂樹

積層チップバリスタの最新技術
TDK(株) センサアクチュエータビジネスグループ 松岡 大 他

PTCサーミスタの積層化
(株)出雲村田製作所 新見 秀明

積層インダクタの銀内部電極によるフェライト格子歪み
太陽誘電(株) 商品開発部本部 材料開発部 河野 健二

積層チップインダクタ
TDK株式会社 マグネティクスB. Grp コイル製品統括部 積層製品B.U. 佐藤 高弘

積層圧電アクチュエータの変位特性に寄与する内部電極構造因子の解析
(株)村田製作所 堀川 勝弘 他

積層圧電アクチュエータで駆動するマイクロロボット
株式会社 アプライド・マイクロシステム 加藤 好志 他

積層セラミックコンデンサ内部電極用ニッケル微粒子の製造方法と特徴
昭栄化学工業株式会社 永島 和郎

高容量積層セラミックスキャパシターの将来技術
東京工業大学大学院理工学研究科 教授 鶴見 敬章

連載第2次世界大戦後の日本のセラミックス科学の発達に友好と親善に尽力した世界の大学教授,科学者(34)第2次大戦後に初めて東京工業大学工業材料研究所に1年間の長期滞在したフランス人科学者Madame Aune---Marie Anthony
宗宮 重行

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2008年03月10日

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マテリアル インテグレーション 2008年2月号

特集 ユビキタスエネルギーデバイスのための材料開発



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ユビキタスエネルギー技術の研究戦略
独立行政法人 産業技術総合研究所 ユビキタスエネルギー研究部門長 小黒 啓介

巻頭言
年間500エクサジュールとも言われる人類が使うエネルギー総量は増加の一途をたどり,止まることをしらない.石油を始めとするエネルギー源の枯渇と地球規模での気候変動への影響は,この肥大化したエネルギーを人類がコントロールできなくなった結果である.
このことは,エネルギー消費が経済原理や市場原理に委ねられているからでもある.一方で,エネルギー問題を解決する手段の重要な担い手は技術開発であるが,技術開発もまた,経済原理や市場原理と無縁ではない.
エネルギー技術は,エネルギー収支を基本としたライフサイクルアセスメントに見合った技術でなければならない.しかし,それを乗り越えることはたやすくない.多くの未熟な技術シーズは,この段階で振り落とされてしまう.ところが技術シーズは,他の技術要素と組み合わせることでも課題を解決できることがあり,また商業レベルでの開発が効率の大幅な改善を実現することも多い.そのため,大規模エネルギー供給用途を研究開発の直接のターゲットに置くのではなく,小型で付加価値の高い情報機器などの電源をターゲットにして,エネルギーとしては高コストであっても実用化が見込める技術を手掛けることが考えられる.このように小規模でも実用化した技術の中から,大規模エネルギー供給用途に適用できるものが生まれてくると考えるのが,ユビキタスエネルギー技術の研究開発戦略である.すなわち,使用量は少なくても高いコストを吸収できる高付加価値の用途で事業化するステップが,エネルギー収支の面でも実用化するような本格的なエネルギー技術に育つためのルートであると考えている.その意味で様々な技術シーズが試される最初の用途はモバイル機器であり,次いで自動車など移動体の動力であろう.
ユビキタスとは,いつでもどこにでも遍く存在するという意味で使っていて,ユビキタスエネルギー技術は,どこででも利用できるエネルギー源の提供を目指している.では,このようなユビキタスエネルギー技術について,トップダウン的な視野から研究開発の体系を俯瞰してみよう.
現状の機器類で最も利用しやすい形態のエネルギーは電力である.そのため,当面のターゲットはポータブル電源ということになる.様々な電源が考えられるが,二次電池と燃料電池が主な対象となる.
二次電池は,既に年6,000億円を超える産業に成長しているが,更にエネルギー密度と安全性の高いものが求められている.それらに加えて,当面は,コスト,耐久性,全容量を充放電できる速さである時間率,エネルギー効率などの得失から用途を分けて各種の電池を並行して研究することになる.そして電池を構成する要素に分けた場合の研究対象は,正極,負極,電解質,集電体などである.
燃料電池ではモバイル機器に適用できるような常温で作動し,燃料をタンクで供給するタイプを目指している.
身の回りに遍く存在し,自然の循環に委ねられるものとしては,水と空気がある.固体高分子形燃料電池は水素を燃料とする発電装置の代表であり,酸素を消費して水を排出する.幸いにして水素は燃焼エネルギー当たりで最も軽い燃料であり,高分子膜を使えば出力密度も高い.しかし,いいのはそこまでであった.水素をいかに貯蔵するかを始め,貴金属触媒のコスト,耐久性など課題は多い.
水素貯蔵の課題は,水素吸蔵合金などの貯蔵媒体や水素を発生できる燃料の開発につながり,また水素以外の燃料を使うダイレクト燃料電池の研究に及んでいる.
二次電池でも燃料電池でも,開発や評価にはナノ・スケールの構造を持つ材料界面の解析が欠かせない.X線等による分析や電子顕微鏡による観察を第一原理計算の結果と合わせることで,統合的な解析ができると考えている.これら競合する電池・燃料電池技術には共通する基盤が存在するため,各々の研究チームが融合することで,強力な研究開発ポテンシャルが生まれると期待している.

高性能蓄電デバイス用正極材料の開発
独立行政法人 産業技術総合研究所 ユビキタスエネルギー研究部門 田渕 光春 他

高性能二次電池負極材料の開発とナノ材料技術
独立行政法人 産業技術総合研究所 ユビキタスエネルギー研究部門 境 哲男

リチウム二次電池電解質としてのイオン液体
独立行政法人 産業技術総合研究所 ユビキタスエネルギー研究部門 松本 一 他

固体高分子形燃料電池電極材料の研究開発
独立行政法人 産業技術総合研究所 ユビキタスエネルギー研究部門 安田 和明 他

新しい水素貯蔵材料の開発
独立行政法人 産業技術総合研究所 ユビキタスエネルギー研究部門 徐 強

ユビキタスエネルギーデバイス用触媒におけるマテリオミクス
独立行政法人 産業技術総合研究所 ユビキタスエネルギー研究部門 山田 裕介 他

ユビキタスエネルギー材料の分析電子顕微鏡による構造解析
独立行政法人 産業技術総合研究所 ユビキタスエネルギー研究部門 秋田 知樹 他

連載健康環境産業シリーズ(1)ナノテクノロジーの社会的影響
独立行政法人産業技術総合研究所東京本部  阿多 誠文

連載近代日本のセラミックス産業と科学・技術の発展に尽力した\\偉人,怪人,異能,努力の人々(31)秩父セメント株式会社 初代から5代目までの社長,諸井恒年,大友幸助,諸井貫一,大友恒夫,諸井虔社長の苦労と栄光の奮闘記(1)諸井恒年社長
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2008年01月10日

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マテリアル インテグレーション 2008年1月号

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特集 ScとY

プラズマからChemistryを取り出してモノをつくる

総論-ScとY
大阪大学大学院工学研究科 教授 今中 信人
大阪大学大学院工学研究科 准教授 増井 敏行

イットリウム(Y)は,原子番号39の元素であり,銀色の金属である.第5周期,第3属の遷移元素であるが,その電子配置とイオン半径の大きさが,ランタノイド(La~Lu)に類似していることから,希土類元素のひとつとして分類されている.その応用は多岐にわたっており,先端材料には欠かせない元素のひとつとなっている.
酸化イットリウム(Y2O3)は最も重要なイットリウム化合物で,数多くの応用がなされている.ブラウン管式カラーテレビや,蛍光灯,液晶バックライトの赤色を発色する蛍光体は,これを原料としてつくられたYVO4:Eu3+,Y2O2S:Eu3+,およびY2O3:Eu3+が使用されている(本特集第4章).また,液体窒素温度以上で超伝導体となる,Yba2Cu3O7-δ(YBCO)複合酸化物は極めて有名である(本特集第5章).さらに,酸化イットリウムは立方晶の安定化ジルコニアの形成に極めて有用な役割を果たしており,その高い機械的強度は構造材料としてふさわしいだけでなく,ジルコニア中に酸化物イオン欠陥を生成させることで酸化物イオン導電性を著しく向上させる.この機能は自動車用の酸素センサ用材料として実用化されている.そして,これらの知見を生み出すには,状態図に関する検討が欠かせない(本特集第1章).
イットリウム・鉄・ガーネット(Y3Fe5O12)は有用なマイクロ波フィルタであるほか,音響エネルギー発信機および変換器として有用である.イットリウム・アルミニウム・ガーネットにネオジムやエルビウムを固溶させたものは,機械加工用や歯科医療用の赤外線レーザーとして使用される.セリウムをドープしたイットリウム・アルミニウム・ガーネット(Y3Al5O12; YAG)は黄色の蛍光を示すため,青色発光LEDと組み合わせて,白色LEDとして実用化されている.また,硬度が8.5もあるため,宝石(模造ダイヤモンド)としても用いられる.最近では,Y90の微小球が,切除不可能な肝細胞癌の放射線治療剤として応用できることが示された.このほかにも,イットリウムは,窒化ケイ素の焼結助剤や,低い熱膨張特性を利用して陶器やガラスの強化剤としても用いられる.
一方,スカンジウムは,原子番号21の元素であり,銀白色の金属である.イオン半径が他の希土類元素に比べ小さいが,周期表においてイットリウムと同じ3族元素にあるため,これも希土類元素のひとつとして分類されている.様々な材料において華々しい活躍をしているイットリウムに比べ,スカンジウムは地味である.軽量で,強度が大きい高機能素材であるアルミニウム-スカンジウム合金(Al3Sc)として,航空宇宙用部品,スボーツ用品 (自転車,野球のバット,射撃,ラクロスのスティックなど) の材料として用いられているものの,軽さや強度が近く,価格の安いチタンの方がはるかに多く利用されている.他には,ヨウ化スカンジウムが水銀灯の明度向上の添加剤として用いられることや,トリフルオロメタンスルホン酸スカンジウムが,有機化学においてルイス酸触媒として用いられるぐらいである.
このように,スカンジウムは工業的な応用があまりないため,酸化スカンジウムの価格は酸化イットリウムと比べ,試薬レベルで10倍,工業レベルでは約1000倍となっている.幅広い用途がないので価格が下がらないという悪循環を断ち切るためには,スカンジウムの新しい用途を切り開くしかない(本特集第2章).
こうした中,安定化ジルコニアの添加元素として,イットリウムよりもスカンジウムを加えた方が,酸化物イオン伝導性は高くなることはずいぶん前から知られていた.近年,燃料電池の固体酸化物燃料電池の電解質として,工業生産されるようになった(本特集第4章).また,白色LEDの演色性を高めるために用いられる緑色の蛍光体として,スカンジウムの複合酸化物を母体とする新しい材料がごく最近開発された(本特集第3章).また,スカンジウム錯体が,従来の有機合成触媒にはみられない特異な重合活性や反応性を持つことが見いだされた(本特集 第6章).スカンジウムを伝導種とする新しいイオン伝導体(本特集第8章)や,電子移動化学における重要な役割(本特集第7章)など,これまで思いもよらなかった新しい事実も見いだされている.これらの成果により,これまで高価であるため,研究開発があまり進まなかったスカンジウムが安価に供給されることが期待される.
本特集では,華々しい活躍を続けているイットリウムと,これからの活躍が望まれているスカンジウムに焦点を当て,これらを用いた材料に関する選りすぐりのトピックスを集めた.本特集がこれらの元素の新たな応用を切り開く突破口となることを願っている.

YあるいはScを含む酸化物材料の結晶構造と状態図
東京工業大学 大学院総合理工学研究科 准教授 八島 正知

ScとYの実用化の現状
信越化学工業株式会社 新金属部 准教授 斎藤 文彦

Scを含む新しいLED用蛍光体
(株)三菱化学科学技術研究センター 下村 康夫 他

酸化物イオン導電体でのSc, Yの役割
三重大学 工学研究科 教授 武田 保雄 他

高温超伝導体でのYの働き
芝浦工業大学 工学部材料工学科 教授 村上 雅人

精密重合を可能とするSc, Y系錯体
独立行政法人理化学研究所 中央研究所 主任研究員 侯 召民 他

電子移動化学におけるSc, Yの展開
大阪大学大学院 工学研究科 助教, SORST (JST) 末延 知義 他

Sc3+, Y3+を伝導種とするイオン伝導体
大阪大学大学院工学研究科 助教 田村 真治 他

連載第2次世界大戦後の日本のセラミックス科学の発達に友好や親善に尽力した世界の大学教授や科学者 (33)若くして教授となり,人の話を聞いてまとめるのが非常にうまく,J. European Ceramic SocietyのEditor in Cheifを長年つとめ,国際的に活躍しているイギリスProfessor Sir Richard Brook
宗宮 重行

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2008年01月10日

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マテリアル インテグレーション 2007年12月号

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特集 ナノレベル電子セラミックス材料低温・集積化技術



常温衝撃固化現象とエアロゾルデポジション技術
岡山大学大学院 自然科学研究科 機能分子化学専攻 医用生命工学講座 明渡 純

PZTエアロゾル堆積膜の構造変化に及ぼすミリ波ポストアニール効果
大阪大学接合科学研究所 巻野 勇喜雄 他

AD法におけるプラズマ援用効果
龍谷大学 理工学部 機械システム工学科 助教 森 正和 他

基板の熱ダメージを抑えた圧電膜のレーザーアニール
(独)産業技術総合研究所 先進製造プロセス研究部門 集積加工研究グループ 馬場 創

微少圧電アクチュエータ形成およびそのアプリケーション展開
ブラザー工業株式会社 技術部 安井 基博

AD法を用いた高性能圧電厚膜の開発と超音波モータへの応用
NECトーキン株式会社 研究開発本部 川上 祥広

ADプロセスの基板内蔵用高誘電率膜およびマイクロ波誘電体膜への適用
東京工業大学大学院理工学研究科 鶴見 敬章

エアロゾルデポジションによる内蔵キャパシタ技術
株式会社富士通研究所 ビジネスインキュベーション研究所 主任研究員 今中 佳彦

磁性材料成膜におけるAD法の応用とその電磁波抑制効果
ソニー株式会社 モノ造り技術センター 技術開発室 加藤 義寛 他

イメージングセンサにおけるAD法の応用
TOTO株式会社 総合研究所 基礎研究部 清原 正勝

エアロゾルデポジション法の光デバイス応用
NECナノエレクトロニクス研究所 主任研究員 中田 正文 他

空間光変調器とエアロゾルデポジッション法
豊橋技術科学大学 兼 豊田高等専門学校 高木 宏幸 他

連載近代日本のセラミックス産業と科学・技術の発展に尽力した\\偉人,怪人,異能,努力の人々(30)近代日本の陶芸の発展に尽力した人々(6)\\眞に芸術を愛し,朝鮮語を話し,朝鮮人に愛され,朝鮮の山と民芸に身を捧げ,朝鮮の陶磁器について文を発表し,李朝工芸の美を発見した淺川伯教,淺川巧兄弟,特に墓が韓国にあり,韓国人によって保存されている唯一の日本人淺川巧
宗宮 重行

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2007年12月07日

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マテリアル インテグレーション 2007年11月号

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特集 生命機能と材料-生命機能マテリアル/生命現象マテリアル-


巻頭言
生命機能と材料特集号の出版にあたって
岡山大学大学院自然科学研究科機能分子工学専攻 教授 尾坂 明義
正倉院所蔵の瑠璃椀や朱塗りの象牙製のばちるの前に立つと,知らず知らずのうちに歴史という名の人類の記憶をたどろうとする自分に気づく.45億年前ともいわれる地球の誕生以来,さらに何十億年という気の遠くなるような時間を経て生命が誕生した.母なる大自然はこの間何を待っていたのであろうか,現代のすべての生き物に通じるDNAのシステムを作り上げるのにか.あるいは,そのシステムを作りあげたときの将来の姿を考えていたのでありましょうか?この45億年という時間は,仏教でいう弥勒菩薩の出現とほぼ期を一にする(実は56.7億年).人類の叡智はその精緻な生命システムの基本的要素を解読することができた.その今こそ,生命システムのもたらす奇跡的結果として営々と営まれてきた生命に対し、心からの畏敬を表す時であろう.
珊瑚虫はどのようにしてその生命の維持に適切な構造と各々に適切な位置を知り,まさにその場所に落ち着くことができるのか.アンモナイトやカタツムリ等巻貝類は,どうやって高等数学で初めて記述できるぐるぐる巻きの構造を知り,必要十分の成長を遂げ,それがすめば成長を止めることかできるのはなぜ・どうしてか?,その生命システムのなせる技を知るにつけ只々驚くばかりである.私たちの手足はいくらかの制限はあるもののほぼ自由な運動ができる.手をゆっくりとひらりひらりと翻しながら,禅の英傑である鈴木大拙は「これを妙というんだ」といったとか.腕を下から横に振り上げ振り下ろしている様子を表している図は,レオナルド・ダ・ビンチの有名な人体の運動図である.この図を描いている時,レオナルドの胸中には何が去来していたのか,想像するだに楽しい.今はマイクロソフトの創始者の手中にあるこの本物を先日東京で目の当たりにした時(記憶違いでなければよいが),天才は生命機能の神秘というよりは,人体の運動機構にしか目がいっていなかったのではと,筆者は考えている.
この美しい考え抜かれた生命の働きに対して崇敬の念を抱きながらも,現代の私たちが,そこから何かを真似ぶ(学ぶ)ことを,母なる大自然はきっと許して下さると信じている.それは,与えられた生を全うする,という大きな目標と命題が与えられているからに他ならない.すなわち,生命体の構造自体とその生成の機構を学び,近代科学の知恵を結集して,生命機能を受け持つ人工の材料を作りだすことは,大自然からすると人の知恵など知れたこと,身の程知らぬと哄笑に値するかもしれぬが,大型ジェット機を飛ばすことと比べれば,その方がよほど神を恐れぬワザであろう.機構を知り,その物理的・化学的機能を発揮する生命機能構造体をつくり(真の生命機能構造体に肉迫し),実際の生命体がいかにそれらを認識するかを確かめることは,決して母なる大自然に逆らうことではない.
今回の特集号には,これまで生命機能材料に携わってきている国内の碩学が,それぞれの得意とする領域について,その研究の粋を解説している.その意味で,生命機能マテリアルのいわば最高の解説書であろう.

第1章生体セラミックスの骨組織結合性発現機序とこれに基づく医用材料設計
岡山大学大学院 自然科学研究科 機能分子化学専攻 医用生命工学講座 尾坂 明義 他

第1章生体吸収性高分子複合材料による細胞の機能制御
物質・材料研究機構 生体材料センター 陳 国平 他

第1章ホメオスタシスを調整する生体無機材料
物質・材料研究機構 生体材料センター 生駒俊之 他

第1章魚類のウロコに認められる角膜様のコラーゲン配列とその形成メカニズムの解明
北海道大学大学院水産科学研究院 都木 靖彰

第1章材料科学からみた骨組織の成因メカニズム
東京工業大学大学院 理工学研究科材料工学専攻 田中 順三 他

第1章人工骨を用いた骨再生
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 脊椎・脊髄再生治療学講座 早乙女 進一 他

第2章ナノ構造を制御した能動的機能を有する新しいバイオセラミックス
大阪市立大学大学院工学研究科機械物理系専攻 工学部知的材料工学科 横川 善之

第2章フェライト微粒子のバイオ分野への応用の現状と新しい応用の可能性
静岡大学 工学部 物質工学科 脇谷尚樹 他

第2章クラスターイオンビームによる医用材料の表面改質
京都大学大学院工学研究科 附属光・電子理工学教育研究センター 川下 将一 他

第3章バイオミメティック環境における高分子基板表面での骨様アパタイト膜形成
九州大学大学院 歯学研究院 竹内 あかり 他

第3章アパタイトファイバースキャフォルドの創製と骨再生への応用
明治大学理工学部 准教授 相澤 守 他

第3章リン酸カルシウムスキャホールド:残すデザイン,吸収させるデザイン
東北大学 大学院環境科学研究科 井奥 洪二 他

第3章生体活性セラミックスの生体内反応に基づく有機-無機ハイブリッドの創製
東北大学大学院環境科学研究科 助教 上高原 理暢 他

第3章生理活性無機イオンを含有するヒドロキシアパタイトの微細構造と生体分子吸着
岡山大学大学院自然科学研究科 早川 聡 他

第3章生体に学ぶ・骨組織と置換する機能系材料
九州大学大学院歯学研究院 石川邦夫 他

第4章新しい細胞培養法による硬組織再生技術
産業技術総合研究所ナノテクノロジー研究部門 植村 寿公 他

第4章間葉系幹細胞を利用した生体材料に生物機能を付与する技術
産業技術総合研究所 セルエンジニアリング研究部門 組織・再生工学研究グループ 廣瀬 志弘

第4章網羅的遺伝子発現解析による生体材料のin vitro評価
(独)物質・材料研究機構  生体材料センター生命機能 制御グループ グループリーダー 花方 信孝

第4章羊毛ケラチンを用いた細胞足場作製技術
大阪市立大学大学院工学研究科 化学生物系専攻 田辺 利住 他

第4章ナノアパタイト複合材料(ソフトナノセラミック・プロセッシング)とその応用
国立循環器病センター研究所 先進医工学センター 生体工学部 岡田 正弘 他

第5章医療機器市場の現状と課題
(独)物質・材料研究機構 特別専門職 大森 健一

第5章医療現場を支える産業技術と商品群「整形外科インプラント」
スミス・アンド・ネフュー オーソペディクス(株) 製品開発部 遠藤ミゲル雅崇

第5章ナカシマプロペラが開発する先端技術と製品群
ナカシマプロペラ株式会社メディカル事業部 藏本 孝一 他

連載第2次世界大戦後の日本のセラミックス科学の発達に,友好と親善に尽力した世界の大学教授(32)ドイツKaiser Wilhem Institut (Now the Max Planck Institute)からアメリカPennsylvania State Universityに移り,Coloured Glasses, The Constitution of Glasses: A Dynamic Interpretationなどの著書を出版し,世界各国から共同研究者,学生が研究に参加し,一生をガラスの研究に尽力したアメリカペンシルバニア州立大学Woldemar Anatol

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2007年10月12日

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マテリアル インテグレーション 2007年10月号

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特集 原子・電子レベルからの材料界面設計


巻頭言
材料界面への原子・電子レベルからのアプローチ
(独)産業技術総合研究所 ユビキタスエネルギー研究部門 上席研究員 兼 ナノ材料科学研究グループ長 香山 正憲
東京大学大学院 工学系研究科 総合研究機構 教授 幾原 雄一

様々なデバイスや材料の開発では,材料界面の構造や性質の解明とそれを通じた設計・制御技術の確立が極めて重要である.例えば,電子デバイスは半導体・絶縁体・金属の間の界面の集合体であり,ナノデバイス実現のためには,界面を原子レベルで設計・制御することが必要となる.環境適合型モバイル電源として電気自動車への展開が期待される燃料電池やリチウムイオン蓄電池では,電解質と触媒金属や電極金属との界面の電子,イオンの挙動が性能を支配する.熱遮蔽コーティングやスペースシャトルの耐熱タイルなど異種物質間のコーティングや接合の信頼性を高めるには,界面の構造や性質を原子・電子レベルで理解する必要がある.太陽電池や薄膜トランジスタ用の多結晶半導体やセラミックス,金属材料での粒界の重要性は言うまでもない.また,界面や粒界の特異な現象を利用するものとして,バリスタやPTCサーミスタなどセラミックス素子のメカニズムの解明はホットな話題である.最近注目されるReRAM(抵抗変化型メモリー)では,電圧パルス印加で金属/酸化物界面のショットキー障壁が大きく変化すると考えられるが,詳細は不明である.金触媒など金属/無機ナノ触媒では,金属ナノ粒子と無機担体との界面相互作用が触媒機能の発現に大きな役割を持つが,そのメカニズムは未だ謎である.また,ナノ粒子によるナノ結晶では,飛躍的な強度の向上や超塑性挙動など,特異な機械的性質が発現する.粒界と転位の相互作用や粒界自体の力学挙動に起因すると考えられるが,やはりメカニズムの詳細はわかっていない.

こうした材料界面の構造や機能を詳細に解明する手段として,電子顕微鏡観察と第一原理計算の組み合わせが有効である.最近の電子顕微鏡観察技術の進歩は著しく,原子分解能の格子像観察,HAADF-STEM法による局所元素分布観察,EELS-STEM法による局所電子構造観察,電子線ホログラフィー法によるポテンシャル分布観察が可能である.最近は,球面収差補正技術により各種分析手法の空間分解能が原子サイズに到達しつつある.一方,第一原理計算では,密度汎関数理論の確立で精度が向上し,projector-augmented wave法をはじめとする高効率手法の開発,Car-Parrinello法に始まる大規模構造計算技術の進歩により,現実的な界面構造の安定原子配列と電子構造,諸性質を高精度に求めることが可能となってきた.特に1990年代以降,この両者を緊密に組み合わせることで,界面の構造や性質の解明が飛躍的に前進してきた.

こうした解明から一般的に言えることは,例えば,\MARU1粒界の構造ユニットなど界面の規則構造や局所ボンドがしばしば界面全体の性質を支配すること,\MARU2界面ストイキオメトリの乱れが様々な結合性や性質を生むこと,\MARU3界面の添加物や不純物の重要性,\MARU4金属/セラミックス界面など,異なる結合性の物質間界面には,バルクにはない特異な結合状態が生まれること,等々である.こうした知見を材料界面の設計・制御技術の構築,新規材料やデバイスの創成に活かして行くことが期待される.本特集では,こうした材料界面の解明と設計を目指した研究状況を紹介したい.

先進電子顕微鏡観察によるセラミックス粒界の解明と設計
東京大学大学院工学系研究科総合研究機構 柴田 直哉 他

n型半導体SrTiO3単一粒界素子の粒界構造と電気的特性
東京大学大学院新領域創成科学研究科 山本 剛久 他

金属/無機ヘテロ界面の計算機設計
産業技術総合研究所ユビキタスエネルギー研究部門 田中 真悟 他

担持触媒における界面構造と電子状態
産業技術総合研究所 ユビキタスエネルギー研究部門 岡崎 一行 他

シリコンバルク多結晶太陽電池の粒界設計に向けて
東北大学金属材料研究所 沓掛 健太朗 他

ナノデバイスに向けたシリコン/絶縁体界面の解明と設計のための試み
富士通研究所 金田 千穂子 他

白金/炭素界面制御による燃料電池電極触媒の開発
筑波大学 大学院数理物質科学研究科 物質創成先端科学専攻 中村 潤児 他

分子デバイスに向けた有機分子/金属界面設計
東北大学金属材料研究所 水関 博志 他

連載近代日本のセラミックス産業と科学・技術の発展に尽力した\\偉人,怪人,異能,努力の人々(30)近代日本の陶芸の発展に尽力した人々(5)\\板谷波山,小森忍,河井寛次郎,濱田庄司,島岡達三(敬称略)などの傑出した方々と,東京工業学校,東京高等工業学校,東京工業大学,大阪高等工業学校,京都市立陶磁器試験場などの関係者の方々--- 島岡達三,縄文象嵌の手法の発見
宗宮 重行

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2007年09月13日

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マテリアル インテグレーション 2007年9月号

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特集 バイオ関連材料と技術の最近の話題



再生医療におけるセラミックスの利用
産業技術総合研究所 セルエンジニアリング研究部門 松島 麻子 他

酸化チタン・有機高分子複合人工骨の開発
財団法人ファインセラミックスセンター (JFCC) 材料技術研究所 橋本 雅美

歯科材料におけるセラミックスへの期待と展望
九州大学大学院歯学研究院 口腔機能修復学講座生体材料工学分野 石川 邦夫

コバレントマテリアル(株)におけるバイオ事業への取組み
コバレントマテリアル(株) コア技術開発グループ 伊藤 まどか 他

金属系バイオマテリアル
東京医科歯科大学 生体材料工学研究所 塙 隆夫 他

高潤滑性ポリマーナノグラフト法による革新的な人工関節の開発
東京大学大学院工学系研究科マテリアル工学専攻 京本 政之 他

再生医療と細胞シート工学
東京女子医科大学先端生命医科学研究所・博士研究員 津田 行子 他

DDS(ドラッグデリバリーシステム)
神奈川科学技術アカデミー 横山「高分子ナノメディカル」プロジェクト 横山 昌幸

バイオデバイス創製のための機能性ナノインターフェイス
東京大学大学院工学系研究科 マテリアル工学専攻 高井 まどか

電界効果を基本原理としたバイオセンシングデバイス
東京大学大学院工学系研究科マテリアル工学専攻 坂田 利弥 他

タンパク質と反応性高分子からなる機能性ハイドロゲルの構築
(株)三菱化学科学技術研究センター 機能商品研究所 田中 裕之

抗血栓性と細胞接着性を併せ持つコラーゲンマトリックスの構築
物質・材料研究機構 生体材料センター 田口 哲志 他

連載第二次世界大戦後の日本のセラミックス科学の発達に友好と親善に尽力した世界の大学教授と科学者(31)アメリカ ペンシルバニア州立大学でGeochemistryの教授として,セラミックス(ガラスを含む)に関するスペクトロスコピイなどの研究をすると共に,鍾乳洞の探検が大好きで,ペンシルバニア州の公式の証明書を持っているW. B. (Will)White教授
宗宮 重行

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2007年08月05日

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マテリアル インテグレーション2007年7・8月号

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特集 エンジニアの源流---時代と世界の先端を走る(セラミックス革命)


巻頭言

炎が生み出すセラミックス-東京工業大学無機材料工学科 特集号の出版にあたり-
平成18年度 無機材料工学科学科長 鶴見 敬章

再生医療とナノテクノロジー 本当の神経組織を再生する
東京工業大学大学院理工学研究科材料工学専攻 田中 順三

プロセッシングを通してみるセラミックス:塊から薄膜まで
東京工業大学大学院理工学研究科材料工学専攻 篠崎 和夫

ナノテクノロジーと電子セラミックス
東京工業大学大学院理工学研究科材料工学専攻 鶴見 敬章

ドメインエンジニアリングによる非鉛系圧電材料の特性向上
東京工業大学大学院理工学研究科材料工学専攻 和田 智志

地域を結ぶトンネル技術の今昔
東京工業大学大学院理工学研究科材料工学専攻 大門 正機

社会のインフラと材料
東京工業大学大学院理工学研究科材料工学専攻 坂井 悦郎

セラミックスのナノワールドから地球環境を考える
東京工業大学大学院理工学研究科材料工学専攻 岡田 清

環境をきれいにする驚異の機能表面
東京工業大学大学院理工学研究科材料工学専攻 中島 章

落として割れる皿よりも,割れにくい皿の方が良いでしょう?
東京工業大学大学院理工学研究科材料工学専攻 安田 公一

セラミックスを構造材として上手に使いこなす方法--強度信頼性解析--
東京工業大学大学院理工学研究科材料工学専攻 松尾 陽太郎

光ファイバ通信---高速大容量の光通信にはなぜガラスの糸が最適なのか?---
東京工業大学大学院理工学研究科材料工学専攻 柴田 修一

ガラスの中のイオンを操る--極微小なサイズの屈折率分布形成--
東京工業大学大学院理工学研究科材料工学専攻 矢野 哲司

創造性の育成を目指す学生実験
東京工業大学大学院理工学研究科材料工学専攻 櫻井 修

分析技術:極微をはかる--原子の世界からセラミックスを観る
東京工業大学大学院理工学研究科材料工学専攻 木口 賢紀

副作用を少なくするナノDDSの開発
東京工業大学大学院理工学研究科材料工学専攻 吉岡 朋彦

臨床応用を目指した新たな「軟骨再生技術の開発」に向けて
東京工業大学大学院理工学研究科材料工学専攻 大藪 淑美

薄膜の不思議な世界ナノオーダーの謎を追う
東京工業大学大学院理工学研究科材料工学専攻 高 鉉龍 他

セラミックス微小領域の高周波誘電率測定法の開発
東京工業大学大学院理工学研究科材料工学専攻 掛本 博文 他

チタン酸バリウム微粒子の誘電特性におけるサイズ効果
東京工業大学大学院理工学研究科材料工学専攻 保科 拓也 他

熱水がつくりだす機能性セラミックスの膜
東京工業大学大学院理工学研究科材料工学専攻 大場 陽子

低温水熱反応を利用した新しい繊維補強\\セメント系材料の開発を目指して
東京工業大学大学院理工学研究科材料工学専攻 斎藤 豪

環境に優しい層状物質:層状複水酸化物
東京工業大学大学院理工学研究科材料工学専攻 亀島 欣一

セラミックスのナノワールドから地球環境を考える
東京工業大学大学院理工学研究科材料工学専攻 鈴木 俊介

セラミックスの破壊に伴う粒子放出現象---フラクトエミッション---
東京工業大学大学院理工学研究科材料工学専攻 塩田 忠

研究に対する思いと心の支え
東京工業大学大学院理工学研究科材料工学専攻 古嶋 亮一

規則的に配列された材料をつくる
東京工業大学大学院理工学研究科材料工学専攻 瀬川 浩代

規超半球型微小ガラス素子の作製と光機能
東京工業大学大学院理工学研究科材料工学専攻 岸 哲生

微小な物質を周期状に生成する
東京工業大学大学院理工学研究科材料工学専攻 船曳 富士

プラズマがつくる高機能ナノパーティクル
(独)物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター 東京工業大学材料工学専攻 石垣 隆正

企業の役割と大学の役割,そして連携
三菱マテリアル(株)開発企画室 東京工業大学材料工学専攻 駒林 正士

Perspectives on Teaching Technical English in the Tokyo Tech. Ceramics Science Department
Metallurgy and Ceramics Science, Tokyo Institute of Technology Jeffrey S. Cross

産学連携の急展開---先端技術から社会の求める製品を目指して
昭栄化学工業(株) 遠藤 忠

“最先端”を創造する企業研究者」の条件とは---CD-Rからセラミックス・インテグレーションまで
太陽誘電(株)商品開発本部 石黒 隆 他

フィラーの世界
電気化学工業(株) 大牟田工場セラミックス研究センター長 鈴木 正治

循環型社会の実現をめざすセメント産業
太平洋セメント(株) 尾花 博

セメント・コンクリートに機能性を与える特殊混和材
電気化学工業(株) 宇田川 秀行

“ここ”はセラミックス研究者\\のスタート地点
日本ガイシ(株) 冨田 崇弘

ナノテクノロジーが切り開く新しい耐火物技術---低黒鉛含有マグカーボン耐火物 (FANON) の開発
黒崎播磨(株)常任監査役 浅野 敬輔

板ガラスあれこれ
旭硝子(株) 前田 敬

終わり無きProject-X:「材料創製」
(独)物質・材料研究機構 大橋 直樹

セラミックスの科学へといざなわれて
特許庁 青木 千歌子

変幻自在に成長するガラス細工のように
経済産業省大臣官房秘書課企画調査官 金子 修一

行政官としてのこれまでの経験
文部科学省研究振興局量子放射線研究推進室 室長補佐 本橋 隆行

応用セラミックス研究所・セキュアマテリアル研究センターとの連携
東工大応用セラミックス研究所 所長・教授 近藤 建一

原子力はグローバル環境・エネルギー危機を救えるか:原子核工学と材料工学の役割
東京工業大学 原子炉工学研究所 矢野 豊彦

カリキュラムからみた教育理念について
東京工業大学 2007年度 教育委員 坂井 悦郎

COEによる研究教育の取り組みについて
東京工業大学大学院理工学研究科材料工学専攻 田中 順三 他

わたしの益子焼
陶芸作家 村田 浩

日本の近代的陶芸・製陶工業を育てたDr.ワグネル・手島精一と門下の人びと
東京工業大学百年記念館特任教授 東京工業大学名誉教授 道家 達将

無機材料工学科各研究室の装置


セラミック研究開発---ふたりの先輩の足跡をたどる
東京工業大学名誉教授 福長 脩

連載第二次世界大戦後の日本のセラミックス科学の発達に友好と親善に尽力した世界の大学教授と科学者(30)SiCの緻密な焼結体の製法を添加剤,雰囲気などいろいろの因子をしらべて研究し,世界初の緻密なSiC焼結体の作製に成功した.またムライトについても研究し,透光性,Al2O3-SiO2系のムライトの相関係などを明らかにしたアメリカG. E. CRDのDr. S. Prochazka
宗宮 重行

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2007年06月19日

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マテリアル インテグレーション2007年6月号

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特集 Low Temperature Cofired Ceramics ; LTCC


特集によせて
防衛大学校 通信工学科 山本 孝

「Low Temperature Cofired Ceramics ; LTCC」の特集を組むことにあたって,LTCCの開発背景を述べてみたい.通話だけで始まった携帯電話は,今やパソコン,テレビまで搭載し始め高性能化は留まるところを知らない.テレビはブラウン管から液晶,プラズマへと発展し,パソコンを取り込むか,パソコンがテレビに変身しようとしている.このような製品の根幹を成すハードウエア技術の主役は半導体技術である.接合型トランジスタの誕生 (1949年) から,わずかに55年でMOSIC (1964年) ~ LSI (1969年) ~ VLSI (1978年) ~ULSI (1989年) と発展してきた.

LTCCの歴史は,ICチップや抵抗,容量素子を搭載あるいは,その上にこれらの素子を結ぶ回路を形成したアルミナセラミックス基板に始まる.コンピュータに多用される多層回路は,耐熱性,機械的強度,絶縁性は有機材料に比べると優れているが,高い誘電率が原因の信号の遅延,高い焼成温度のために銅のような低融点金属を同時焼成できずタングステンなどの高融点金属を導体として使用することにより回路の導体抵抗の増大,微細なパターンが施せないことなどにより,大型コンピューターの高速化に障害となった.ホウケイ酸ガラスとアルミナを組み合わせた結晶化ガラスは,1000℃以下で焼成可能であり,Auを配線導体とした多層化が可能であった,LTCCの始まりである (1982年) .コンピュータの高速化を目的とする低温焼結,低誘電率化,導体の低抵抗化を目的とした,1000℃以下で焼成可能なガラスセラミックスの開発が進められた.

このようなことを技術背景として,西垣等は多層配線用にAg導体 (融点=960℃) ,ガラスセラミックス複合体を使用して,拘束焼成(無収縮,Z焼成とも呼ばれる)を行い,自動車用多層LTCCの大型化を実現した (1995年) .LTCCは半導体と同じ歴史をたどり,導体配線,抵抗,容量を内部に取り込み,益々高集積化していくであろう.


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LTCC基板用グリーンシート
日本電気真空硝子(株)第一事業部 CP技術部長 小林 吉伸 他

LTCC用導電性ペースト
昭栄化学工業株式会社 技術部 馬場 則弘

回路と電磁界シミュレータの連携によるLTCC設計技術
アンソフト・ジャパン株式会社 門田 和博

LTCC基板の実用化
(株)大垣村田製作所 福田 順三

マイクロ波通信用LTCC材料と内蔵用低温焼成BaTiO3 セラミックス
双信電機株式会社 技術本部 小田切 正

高周波用LTCC材料技術の進歩とその応用
太陽誘電株式会社 商品開発本部材料開発部 川村 敬三 他

LTCC材料・プロセス技術の革新とその応用デバイス
TDK株式会社 テクノロジーGrp. 技術企画部長 兼 デバイス開発センター長 高橋 毅 他

フォトレジストフィルムを用いたLTCCのファインパターニングおよびスルーホールの新たな形成方法
日本大学理工学部 内木場 文男

連載近代日本のセラミックス産業と科学・技術の発展に尽力した偉人,怪人,異能,努力の人々(30)近代日本の陶芸の発展に尽力した人々(4)\\板谷波山,小森忍,河井寛次郎,濱田庄司,島岡達三(敬称略)などの傑出した方々と,東京工業学校,東京高等工業学校,東京工業大学,大阪高等工業学校,京都市立陶磁器試験場などの関係者の方々--- 濱田庄司,悟達の陶芸
宗宮 重行

定価3,150円
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2007年05月07日

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マテリアル インテグレーション2007年5月号

定価5,250円(税込・送料別) 別途送料200円

特集 知の創造から知の活用へ-北大創成科学共同研究機構


ごあいさつ---北海道の未来にむかって
北海道大学創成科学共同研究機構 機構長 長田 義仁

北海道大学の北キャンパス約30ヘクタールの広大な敷地には北海道大学の研究施設(創成科学共同研究機構,電子科学研究所附属ナノテクノロジー研究センター,触媒化学研究センター,先端生命科学研究院),科学技術振興機構・研究成果活用プラザ北海道,道立試験研究機関(工業試験場,地質研究所,環境科学研究センター),北海道産学官協働センターなどが立地し,「知」の一大集積地を形成しています.創成科学共同研究機構は「新たな学問領域の創成」と「部局横断的な研究の推進」を図ることを目的として平成14年に設立いたしました.

これまでの大学では,学部や研究者毎にどちらかというと閉鎖的な研究がされていたり,地域や企業との連携が不十分などいくつかの課題がありました.それではこれからの複雑に絡み合う環境などの問題や社会の要請に応えることができません.これからの大学は,トップダウンによる迅速な意思決定,時代のニーズに対応した複合・融合学問の創設,地域や社会との連携強化を図っていく必要があります.

北海道大学では,これらの課題・要請に応えるため,様々な対応・組織改革を行ってきました.その一つとして,大学にて創造された「知」を積極的に活用し経済や地域社会に貢献することを目的に,創成科学共同研究機構は創られました.創成科学共同研究機構では,従来の研究科,研究所,研究センター等の枠組みから離れて,異分野の研究者を学内外から公募し,専用の研究室や予算を用意し,独創的な研究を推進しております.

その成果・理念が評価され,当機構を拠点とした「北大リサーチ\& ビジネスパーク構想」は平成15年度文部科学省科学技術振興調整費・戦略的研究拠点育成プログラムに採択され,平成17年度には,文部科学省による中間評価の結果,最高評価である「A」を獲得することができました.この「北大リサーチ\& ビジネスパーク構想」では,北海道の地域性を活かした戦略重点プロジェクト研究部門として「人獣共通感染症の診断・治療法の開発」,「移植医療・組織工学」,「食の安全・安定供給」,「環境・科学技術政策」の4つのプロジェクトを立ち上げ,全国から採用された専属の研究スタッフにより,目的達成型プロジェクトとして研究が推進されております.また企業出身者からなる戦略スタッフ部門により,北大で生み出された研究成果をスムーズに事業化できるよう,ビジネスモデルやパテントマップ構築,研究成果のデータベース化等により,研究者を支え,「知の活用」をサポートしています.

これからも創成科学共同研究機構は,北海道大学の先駆的研究拠点として,また,大学の成果を事業化・産業化につなげる地域貢献の拠点として,精力的な活動を行ってまいります.

本特集号はその活動成果の一端を紹介するものです.次代を担う研究者の最新の研究が載っておりますので,皆様ぜひご覧下さい.



創成科学共同研究機構の果たす役割
北海道大学創成科学共同研究機構 研究企画部長 渡部重十

計算科学:見えないものを観る
北海道大学創成科学共同研究機構 特定研究部門 寺倉 清之

生物機能マテリアル:海からの贈り物を活かす
北海道大学創成科学共同研究機構 特定研究部門 松田 篤 他

神経細胞の発達と細胞周期を制御する新規タンパク質ファミリー
北海道大学創成科学共同研究機構 流動研究部門 松岡 一郎

海の汚染をホヤに聞こう-ホヤの遺伝子発現を指標にした海洋汚染化学物質の影響評価系の開発-
北海道大学創成科学共同研究機構 流動研究部門 安住 薫

ハイパーブランチ糖鎖高分子の合成と特性
北海道大学創成科学共同研究機構 流動研究部門 佐藤 敏文

分子性材料の伝導性を場所ごとに光で変える新しい接合子構造作製法を目指して
北海道大学創成科学共同研究機構 流動研究部門 内藤 俊雄

トポロジーを視点とした光物性計測
北海道大学創成科学共同研究機構 流動研究部門 戸田泰則 他

有機農業への新アプローチ
北海道大学創成科学共同研究機構 流動研究部門 信濃 卓郎 他

アメーバに学ぶ経路探索の方法
北海道大学創成科学共同研究機構 流動研究部門 手老 篤史 他

植物の受精・発生の解析:植物育種学への応用に向けて
北海道大学創成科学共同研究機構 流動研究部門 星野洋一郎 他

ライフサイエンスにおける自己組織化技術:自己組織化パターン表面と細胞の相互作用
北海道大学創成科学共同研究機構 流動研究部門 山本 貞明 他

カーボンナノチューブを用いたバイオセンサ
北海道大学創成科学共同研究機構 戦略重点プロジェクト研究部門 武笠 幸一 他

ゲルの衝突と破壊:柔軟さと丈夫さ
北海道大学創成科学共同研究機構 戦略重点プロジェクト研究部門 田中 良巳

根圏の力:根のまわりを科学する
北海道大学創成科学共同研究機構 戦略重点プロジェクト研究部門 和崎 淳 他

連載第二次世界大戦後の日本のセラミックス科学の発達に友好と親善に尽力した世界の大学教授と科学者(29)Rate Controlled Sintering という焼結技術を1965年(昭和40年)以降精力的に発表され,その他ムライト,スピネル,アルミナ,Radwaste,超伝導物質,Shock Condition,Explosive Processing などいろいろな方面の研究をされると共に,よい講義をされた研究者,教育者,大学行政者であったアメリカ North Carolina State University の Hayne Palmour Ⅲ 教授
宗宮 重行

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2007年04月09日

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マテリアル インテグレーション2007年4月号

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特集 プラズマからChemistryを取り出してモノをつくる



特集にあたって
(独)物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター プラズマプロセスグループ グループリーダー 石垣 隆正

大気圧付近で発生する熱プラズマは,高密度流体中で発生するプラズマの代表選手です.熱プラズマは材料プロセッシングに重要な特徴を有しており,合成プロセスが進行する反応場の制御性を高めることにより,形態,結晶構造,化学組成において従来にない材料創製が可能です.熱プラズマはその名の通り,「熱い」です.1万度以上の超高温をもっていて,発生圧力が比較的高いのでプラズマ密度が高く,軽い電子だけでなく,原子や分子など重い粒子も温度が高く,本当に「熱い」状態です.また,その中には高濃度のラジカルなど活性化学種が含まれています.

本特集では,まず,高温熱源として利用されてきた熱プラズマから,Chemistry を抽出して材料プロセスに利用することを取り上げました.熱プラズマの発生法としては直流アーク放電を発生するプラズマトーチと高周波(RF)磁場による誘導熱プラズマがあげられます.ここで取り上げたトピックスの多くが使用しているRF熱プラズマ法では,RFコイルを通して周波数・数MHz,入力・数十kWの高周波を供給してプラズマを発生します.このRF熱プラズマ法は無電極放電法ですので,酸化,還元,反応性といった各種雰囲気のプラズマを発生することができ,特異な化学反応場を提供します.そのために,化学反応性を顕在化させる反応場を最適化して探索すれば,ミクロン$\sim$ナノサイズの粒子,薄膜・厚膜の創製が可能になります.

また,プラズマ発生法のさらなる高度化を追求する必要があります.そのために,プラズマ発生圧力を下げたり(メゾプラズマ),タイムドメイン制御を取り入れたり(パルス変調熱プラズマ)した新しいプラズマ発生法では熱的効果が抑制され化学的効果が顕著に現れてきました.マイクロプラズマ発生では,マイクロデポジションも可能となりました.アーク放電法でも,多相交流アーク放電が開発され,熱プラズマの体積が非常に大きくなり,プラズマの流速が低くなってプラズマ中の化学反応を十分に生かせるようになりました.液中プラズマ発生では,プラズマ雰囲気の調整,急冷効果などに気相反応場にない特徴が現れました.さらにクラスター流体というべき超臨界状態にある流体中でのプラズマ発生は,クラスターの介在する新規プラズマ状態を実現しました.これら新しい試みを加えて高密度流体中のプラズマからChemistryを取り出す道筋が勢揃いしました.

本特集で取り上げたプラズマ材料プロセスのユニークな点,将来の可能性を理解していただき,多くの方に新たに使っていただけることを切望してやみません.


高周波熱プラズマを利用した金属間物ナノ粒子合成
東京工業大学 大学院総合理工学研究科 化学環境学専攻 渡辺 隆行

熱プラズマ法による金属・セラミックスのナノ粒子合成
株式会社 日清製粉グループ本社 技術本部 生産技術研究所 湯蓋 一博 他

熱プラズマCVD法による窒化物・炭化物・ホウ化物・酸化物の単相膜・複合膜・組成傾斜膜の作製
北海道大学大学院工学研究科 物質化学専攻 嶋田 志郎

熱プラズマ液滴精錬 (PDR) による高融点金属の高純度化
日立金属株式会社冶金研究所 韓 剛 他

多相交流アーク放電法によるカーボンナノチューブの合成
福井県工業技術センター 松浦 次雄 他

反応非平衡性を利用するパルス変調誘導熱プラズマプロセス
金沢大学大学院自然科学研究科 田中 康規 他

メゾプラズマによる高品質シリコン膜の低温高速堆積
東京大学大学院工学系研究科マテリアル工学専攻 神原 淳 他

超臨界流体プラズマの生成と材料プロセスへの応用
東京大学 大学院新領域創成科学研究科 物質系専攻 菊池 宏和 他

大気圧マイクロプラズマによる酸化物ナノ粒子の合成とマイクロデポジションへの応用
産業技術総合研究所 界面ナノアーキテクトニクス研究センター 清水 禎樹 他

液中アークプラズマを用いたカーボンナノ構造体の合成
兵庫県立大学大学院 工学研究科 佐野 紀彰

反応性RF熱プラズマを用いたセラミックスナノ材料合成
(独)物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター 石垣 隆正

連載近代日本のセラミックス産業と科学・技術の発展に尽力した偉人,怪人,異能,努力の人々(30)近代日本の陶芸の発展に尽力した人々(3)板谷波山,小森忍,河井寛次郎,濱田庄司,島岡達三(敬称略)などの傑出した方々と,東京工業学校,東京高等工業学校,東京工業大学,大阪高等工業学校,京都市立陶磁器試験場などの関係者の方々--- 河井寛次郎,土と炎の造形詩人
宗宮 重行

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2007年03月19日

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マテリアル インテグレーション2007年3月号

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特集 ディスプレイを支えるキーマテリアル




プラズマディスプレイ
(株)富士通研究所 篠田フェロー室 主任研究員 粟本 健司

無機EL用材料の動向
明治大学理工学部 電子通信工学科 三浦 登

フィールドエミッションディスプレイ (FED)
静岡大学 電子工学研究所 ナノビジョン研究推進センター 中本 正幸

電子ペーパー
東海大学 工学部 光・画像工学科 面谷 信

大面積ガラス基板へのITO成膜技術
(株)アルバック 千葉超材料研究所 磯部 辰徳

ZnO系透明導電膜
京都大学国際融合創造センター 藤田 静雄

反射防止フィルム
日本油脂株式会社 化成品研究所 野口 昌太郎

なぜアモルファス酸化物がフレキシブルデバイス用半導体として注目されているのか
東京工業大学 応用セラミックス研究所 助教授 神谷 利夫 他

フラット・パネル・ディスプレイ用蛍光体
鳥取大学工学部電気電子工学科 大観 光徳 他

PDP用リブ
ノリタケ機材(株) 技術部 第4グループ 横江 正宏 他

フラットパネルディスプレイ用ガラス
日本電気硝子 技術部 第1グループ 三和 晋吉

連載第二次世界大戦後の日本のセラミックス科学の発達に友好と親善に尽力した世界の大学教授と科学者(28)第二次世界大戦中にMITのManhattan計画(原子爆弾計画)に参加し,Norton社にて安定化ジルコニア,マグネシア,石灰,アルミナ質などの耐火物の研究,製品化に尽力し,University of Washington では,アルミナの焼結機構を微細組織より科学的に解明してアルミナ工具の開発,大学退職後に水の Ceramic Water Filter の開発に功績があった,アメリカ Seattle, University of Washington, O. J. Whittemore 教授
宗宮 重行

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2007年02月27日

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マテリアル インテグレーション2007年2月号

特集 NIMSナノセラミックスセンター



総 論
物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター 目 義雄

コロイドプロセスによる高次構造セラミックスの作製
物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター 目 義雄 他

前駆体プロセスによる炭化ケイ素ナノ粉末の合成
物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター 石原 知 他

窒化物系蛍光体の開発
物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター 広崎 尚登 他

酸化物系高速超塑性体の材料設計と開発
物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター 平賀 啓二郎 他

高周波熱プラズマによる高機能ナノ粒子の創製
物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター 石垣 隆正 他

陽極酸化技術の高度化によるナノ細孔の創製とその応用
物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター 井上 悟

反応性アークプラズマによる各種材料のナノ粒子化機構とその特徴
物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター 宇田 雅広 他

液相マニピュレーションを指向したナノ結晶粒子表面の分子変換
物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター 白幡 直人

ナノ粒界設計による機能性セラミックスの開発
物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター 吉田 英弘 他

ボールミリング--放電プラズマ焼結 (SPS) 法によるナノセラミックスの創製:酸化物系
物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター 森田 孝治 他

高エネルギー粉砕--SPS法による窒化ケイ素ナノセラミックスの作製
物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター 西村 聡之 他

格子歪に誘起されたアナターゼ型光触媒二酸化チタン単結晶中の電荷分離
物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター 亀井 雅之

低圧誘導結合プラズマCVDによるナノクリスタルダイヤモンド合成
物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター 岡田 勝行

コロイド粒子の電気泳動現象を利用したセラミックスの直接成形
物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター 打越 哲郎 他

MIMICプロセスによるセラミックスの微細構造パターニング
物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター 今須 淳子 他

連載近代日本のセラミックス産業と科学・技術の発展に尽力した偉人,怪人,異能,努力の人々(30)近代日本の陶芸の発展に尽力した人々(2)板谷波山,小森忍,河井寛次郎,濱田庄司,島岡達三(敬称略)などの傑出した方々と,東京工業学校,東京高等工業学校,東京工業大学,大阪高等工業学校,京都市立陶磁器試験場などの関係者の方々-小森 忍,勘がよく大陸や国内で活躍した.
宗宮 重行

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2007年02月10日

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マテリアル インテグレーション 2007年1月号

定価3,150円(税込・送料別) 別途送料200円

特集 ガラス・フォトニクス材料の最近の動向

光増幅用超小型導波路の開発
旭硝子(株)中央研究所・(財)光産業技術振興協会 近藤 裕己

自己組織化金属ナノ粒子の表面プラズモン共鳴とその応用
名古屋工業大学 環境材料工学科 野上 正行 他

結晶化ガラスの二次光非線形性と結晶ラインパターニング
長岡技術科学大学工学部物質・材料系 教授 小松 高行

第一原理計算によるガラス中の欠陥の研究
産業技術総合研究所 計算科学研究部門 複合モデリンググループ 田村 友幸 他

ゾル--ゲル法によって作製されるセラミックコーティング膜の亀裂と面内応力について
関西大学 工学部 先端マテリアル工学科 幸塚 広光

Y2O3:Eu3+をドープしたホウケイ酸ガラスの蛍光特性とガラス構造
兵庫県立大学大学院 工学研究科 物質系工学専攻 教授 矢澤 哲夫

リン酸塩ガラスから得られるプロトン伝導性ハイドロゲル
名古屋工業大学大学院 工学研究科 教授 春日 敏宏 他

レーザーによるガラス内部の立体彫刻
中国浙江大学材料系 教授 邱 建栄 

連載第二次世界大戦後の日本のセラミックス科学の発達に友好と親善に尽力した世界の大学教授と科学者(27)セメント化学,コンクリートの権威者,女性科学者として活発な アメリカペンシルバニア州立大学 Della M.Roy 教授
宗宮 重行

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2007年02月10日

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マテリアル インテグレーション 2006年12月号

定価3,150円(税込・送料別) 別途送料200円

特集 先端セラミックスプロセス技術(1)


先端セラミックプロセス技術の概要
株式会社アプライド・マイクロシステム 代表取締役 加藤 好志

ナノ粒子技術の開発とその応用
株式会社ホソカワ粉体技術研究所 研究開発本部 本部長 福井 武久

熱プラズマを利用したセラミックス微粒子\\の球状化技術
(株)日清製粉グループ本社 技術本部 生産技術研究所 湯蓋 一博 他

エアロゾルデポジション法によるセラミック厚膜形成技術について
東陶機器(株) 総合研究所 基礎研究部長 清原 正勝

テンプレート粒成長法による圧電セラミックスの結晶配向プロセス
慶應義塾大学大学院理工学研究科 総合デザイン工学専攻 教授 木村 敏夫

マイクロ波プロセスの基礎,応用と世の中の動向
(株)豊田中央研究所 主任研究員 福島 英沖

マイクロ波焼結によるチタン酸バリウムの高性能化
株式会社富士セラミックス 開発部 課長 高橋 弘文 他

新しい焼結技術--放電プラズマ焼結 (SPS) 法
SPSシンテックス株式会社 専務取締役 開発センター所長 鴇田 正雄

次世代シート成形技術の動向―スロットダイ及びマイクログラビア工法
株式会社康井精機 営業技術部 中里 匡志

化学溶液法を用いたジルコン酸チタン酸鉛厚膜\\の作製とその圧電特性評価
(独)産業技術総合研究所 水素材料先端科学研究センター 飯島 高志

インクジェット法によるチタン酸バリウム厚膜の作製
富山県工業技術センター 機械電子研究所 電子技術課 研究員 坂井 雄一 他

連載近代日本のセラミックス産業と科学・技術の発展に尽力した偉人,怪人,異能,努力の人々(30)近代日本の陶芸の発展に尽力した人々(1)\\板谷波山,小森忍,河井寛次郎,濱田庄司,島岡達三(敬称略)などの傑出した方々と,東京工業学校,東京高等工業学校,東京工業大学,大阪高等工業学校,京都市立陶磁器試験場などの関係者の方々
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2006年11月30日

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マテリアル インテグレーション 2006年11月号

特集 ウルツァイト化合物の合成と物性

巻頭言
特集によせて
独立行政法人 物質・材料研究機構 物質研究所 電子セラミックスグループ 羽田 肇
ヘテロウルツァイト化合物とは,具体的にはウルツァイト型構造を持つZnO,および窒化物半導体、さらにそれらから構成される固溶体やヘテロ構造体を総称としたものである.これらの材質は,電子セラミックス材料あるいは発光材料として,益々重要なものとなっていることは言うまでもない.とりわけ酸化亜鉛は,その応用範囲がきわめて広く,ゴム加硫促進補助剤等の古典的なものから,バリスター,表面弾性波フィルター,ガスセンサー等のファインセラミックスのカテゴリーに入るものまで多種多様に展開している.さらに最近では,ZnOがGaNと似た発光挙動を示すことから,注目を集めている.
当研究グループでは,粉体,単結晶,薄膜,多結晶を含んだ広義の意味でのセラミックスの合成とその性質を調べる事を主務としてきた.この際,いずれの形態の材料においても,材料の持つ欠陥構造と物性との因果関係に着目した研究に取組むことを特徴としている.特に,セラミックス特有の非平衡性の理解が新たな材料展開につながるという認識から,この分野にも注力した.
本研究の目的は,基本的には,ヘテロウルツァイト化合物中の欠陥間の相互作用を解明し,新たな現象の発見や新規物質の探索にあった.本特集内容にあるように,薄膜中における非平衡欠陥の役割解明、酸化亜鉛のパターニングのキャラクタリゼーションや可視光応答光触媒のメカニズム等,新しい現象や材料に発展する多くの成果が得られた.とりわけ,酸化亜鉛薄膜中のマグネシウムイオン過剰ドーピングをPLD法により達成し,酸化亜鉛薄膜における非平衡欠陥が単純なものでなく,複数の安定化機構が存在する可能性を示したことは重要である.このことにより,非平衡欠陥化学に対して大きな貢献をしたもの,と自負している.
当初5ヶ年を予定していた計画が3カ年に短縮されたことにより,発足時の目標のうち十分意は達成できなかった事項もある.高濃度固溶によるバンドエンジニアリングに関わる問題も,その一つである.酸化亜鉛薄膜においては,平衡固溶限を超えたマグネシウムイオンを固溶させた薄膜を形成することができたが,それらの薄膜では,化学組成に対してバンド幅が非線形に変化するような,いわゆるバンドボーイングの挙動は見られなかった.また,同材料を用いたヘテロ接合界面で,バンドオフセットやバンドギャップの違いに起因すると思われる非線形的なI-V特性を得ることができたものの,その定量的な解釈は未解決な問題として残されている.また,ヘテロ構造の三次元化という事項も,漸くその端緒についたと言っても過言ではない.すなわち,最終的な目標ともいえる欠陥や添加物をともなったナノ領域あるいはクラスターと真性固溶体との物性的な相違を明らかにし,新たな材料展開を計る上で,その技術的ツールを確立した段階といえる.
一方,「ヘテロウルツァイト化合物」に先立つ「酸化亜鉛基化合物」の課題を通して電子セラミックスグループにおける研究を概観した場合,その研究の意義は,新たな段階に達していると認識している.これらの研究を推進する間,ウルツァイト化合物,とりわけ酸化亜鉛の研究動向が,単なる基礎的な研究から,応用を見据えた研究に大きく展開しており\cite{haneda1},我々の研究も軌を一にした変化を遂げている.物質・材料研究機構が第\RmII 期中期計画に入るこの時期を好機ととらえ,我々は,本グループを,応用を見据えた基盤研究を目指す二つ方向の研究に発展させていくこととした.すなわち,「ヘテロウルツァイト化合物」,および「酸化亜鉛基化合物」というこれまで行ってきた二つの研究課題進捗と,それを取り巻く周辺状況の視点から,発光を中心とした光学材料への展開(光電機能グループ),ならびに表面・界面機能を利用した材料への展開(センサ化学グループ)という二つの方向が,新たな研究の方向付けとして顕在化してきており,今後はこれらの方向の研究を推進していく.
本特集にみるように,ウルツァイト化合物は発光材料として有望である.純粋な酸化亜鉛バンド端発光は,380nmであるが,固溶体形成によりその波長を短波長側にシフトしうること,さらに、欠陥制御によってその発光効率を大幅に改善できることが示された.これをさらに発展させることで,波長300 nm代を中心とした近視外域での発光・受光材料・デバイスの実現が期待される.一つの新たな研究展開として,かような研究分野に踏み込む.具体的には,この波長領域で高速・高効率の発光の実現を目指し,酸化亜鉛,酸化ガリウム,窒化アルミニウムなどのセラミックス半導体に関するさらなる知見の充実と,ナノレベルでの構造制御技術を開発する方針である.このような分野において,導電性制御,p-n接合形成やヘテロ界面制御が,とりわけ重要である.ヘテロ界面における自己組織的な緩衝層の形成や複合欠陥の形成が,ヘテロ界面制御,導電性制御に大きく寄与することは,本特集においても随所で主張しているところである.したがって,「ヘテロ」の基本的な考え方を踏まえることで,新たな材料・デバイス発展,あるいは新奇現象の発見につながるもの,と考えている.
また,近年は安全・安心な社会の形成,という立場から,改めてセンサの研究開発が脚光を浴びてきている\cite{haneda3}.表面化学反応の観点から,触媒材料と化学センサ用材料は,お互いに表裏一体をなす材料である.そこで,社会的なニーズに応える研究方向として,新奇化学センサの研究にも取り組む所存である.これまでの化学センサは感度向上のために,ポーラスな粉体あるいは単純な薄膜を利用していた.我々は,酸化亜鉛ナノ粒子を単層粒子として二次元的にパターニングする技術を開発している.酸化物半導体を単粒子層化することで,ポーラス粉体材料と異なった表面化学反応が期待できる.また,センサの系を単純化することにより,センサ機能を支配する因子をより明確化できる,と考えている.
近い将来の研究展開は,以上のように考えているが,次々世代の新たな展開を可能とするシーズを育成するには,地道な基礎研究も不可欠である.そこで,両グループは「電子セラミックス」という共通のカテゴリーの下に連携した研究開発も持続的に行っていく所存である.単に、物質・材料研究機構の内部組織のみによる研究にとどまっていては,そうした次々世代の新しいシーズを開拓して行くことは難しい.外部機関の強力な支援あるいは連携があって初めて可能であると考えている.

パルスレーザー蒸着 (PLD) 法による\\酸化亜鉛薄膜の合成
独立行政法人 物質・材料研究機構 物質研究所 電子セラミックスグループ 大橋 直樹

CVD法による酸化亜鉛薄膜の合成
独立行政法人 物質・材料研究機構 物質研究所 電子セラミックスグループ 坂口 勲

MBE法による窒化物薄膜の合成
独立行政法人 物質・材料研究機構 物質研究所 電子セラミックスグループ 特別研究員 大垣 武

酸化亜鉛超薄膜の合成
独立行政法人 物質・材料研究機構 センサー材料センター 主席研究員 菱田 俊一

水溶液から合成した酸化亜鉛パターン\\のキャラクタリゼーション
独立行政法人 物質・材料研究機構 センサ材料センター 主任研究員 齋藤 紀子

GaN中の拡散現象
独立行政法人 物質・材料研究機構 物質研究所 電子セラミックスグループ 羽田 肇

酸化亜鉛の欠陥構造と物性
独立行政法人 物質・材料研究機構 物質研究所 電子セラミックスグループ 大橋 直樹

連載タイ便り(37)発ガン性物質,クリストバライト(2)
Chulalongkorn Univ. Faculty of Science 教授 和田 重孝

連載第二次世界大戦後の日本のセラミックス科学の発達に友好と親善に尽力した世界の大学教授と科学者(26)アメリカで最初のProfessor of Geochemisty(1946年)になり,その時まで地質,鉱物,岩石,物理化学などの専門家が製作していた高温状態図を,大学院生を教育して状態図を製作させ,ペンシルバニア州立大学の地球科学関係の学科を全米第2の研究機関,教育機関にと変化させ,アメリカの大学教育関係,産業界,政府関係機関に偉大な足跡をのこしたアメリカペンシルバニア州立大学E.F.Osborn教授,学部長,副学長
宗宮 重行

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マテリアル インテグレーション 2006年10月号

特集 産学官協力の場-高知工科大学

高知工科大学総合研究所
高知工科大学 名誉教授,前総合研究所 所長 水野 博之

極限プロセスデザイン研究センター
高知工科大学 総合研究所 極限プロセスデザイン研究センター センター長 教授 平尾 孝

ZnO材料に関するこれまでの研究・応用例
高知工科大学 総合研究所 極限プロセスデザイン研究センター 松田 時宜 他

ZnO-TFTの開発と液晶ディスプレイへの応用
高知工科大学 総合研究所 極限プロセスデザイン研究センター 古田 守 他

カーボンナノチューブ材料と応用
高知工科大学 総合研究所 極限プロセスデザイン研究センター 古田 寛 他

非耐熱性基板用低温絶縁膜技術の開発
高知工科大学 総合研究所 極限プロセスデザイン研究センター 古田 寛 他

会議報告日中セラミックス科学セミナー会議報告
名古屋大学 大学院工学研究科 助手 片桐 清文

会議報告21世紀の材料テクノロジー-自然に学ぶ材料科学
名古屋大学大学院工学研究科 河本 邦仁

連載タイ便り(36)発ガン性物質,クリストバライト(1)
Chulalongkorn Univ. Faculty of Science 教授 和田 重孝

連載近代日本のセラミックス産業と科学・技術の発展に尽力した\\偉人,怪人,異能,努力の人々(29)国家に有用な公益事業ならば利害を問わずに次から次へと,愛国心と好奇心にまかせて新しい事業--近代産業の製靴,製革,耐火レンガ,ガラス,メリヤス,ガス灯設置,洋服裁縫など,文明開化の諸事業に手を染め,失敗を恐れない精神が日本の製靴,製革,耐火レンガ産業の基盤をつくりあげた,武士から工業家,実業家になった西村勝三
宗宮 重行

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マテリアル インテグレーション 2006年9月号

特集 エレクトロニクセラミックス薄膜

巻頭言
特集によせて
TDK株式会社 基礎材料開発センター 坂本 典正
薄膜は昔から色々な先生方・産業界の方々が研究され,半導体を中心に応用製品が広がり今日に至っています.最近では白色発光ダイオードを中心とした照明分野にも応用が広がっており,またコンデンサでも厚膜を中心とした積層チップコンデンサの先は薄膜による積層ではないかと言われています.それに従い薄膜の工法もスパッタ-による気相法から始まり,液相による薄膜の形成も活発に研究されていますし,またMOCVD法でセラミックスの薄膜を規則正しく配列して作成する事も一般的になってきました.
今回はセラミックス・金属等の強誘電体・磁性体・光ディスクの3分野での薄膜に焦点を当て,それぞれに異なる製法・特徴を持った薄膜について基礎的な研究段階から応用製品にいたるまで幅広く確認できる様に第一線で活躍されている方々に現在の研究成果を執筆して頂きました.
薄膜の作成を一度も経験していない私がこの様な特集を組むのも大変おこがましい事ではありますが,一ノ瀬先生をはじめとしたエレクトロニックセラミックスの編集委員の方々の絶大なる協力の下に編集する事ができた事は望外の幸せです.
更にはこの特集の中から将来の指針の参考になれば幸甚です.

c軸配向ビスマス層状化合物膜の誘電特
東京工業大学物質科学創造専攻 兼 PRESTO, JST 舟窪 浩 他

強誘電性・強磁性マルチフェロイック物質の現状と展望
東京工業大学 大学院理工学研究科 材料工学専攻 脇谷 尚樹 他

強誘電体ゲートトランジスタ用薄膜
大阪府立大学大学院 工学研究科 藤村 紀文

化学溶液法によるBi層状ペロブスカイト化合物薄膜の作製と評価
名古屋大学・エコトピア科学研究所 ナノマテリアル科学研究部門 助教授 坂本 渉

室温でのペロブスカイトナノシートからのKNbO3ナノ粒子および薄膜の作成
新潟大学大学院 自然科学研究科 戸田 健司 他

磁気記録ヘッド用高Bs-CoFeめっき膜の開発
早稲田大学理工学術院 杉山 敦史 他

Magnetoresistance of Co(Pt)-ITO nanocomposite films
Department of Metallurgy and Ceramics Science, Tokyo Institute of Technology Ji Shi

電磁ノイズ対策用フェライトめっき膜
NECトーキン株式会社 研究開発本部 副本部長兼材料開発センター長(工学博士) 吉田 栄吉 他

記録可能光ディスクとその反射率-CD-RからBlu-ray Disc および将来-
TDK(株)テクノロジーグループSQ研究所 青井 利樹

強誘電体のLSI応用-FRAM-
株式会社富士通研究所 シリコンテクノロジ開発研究所 丸山 研二

連載第二次世界大戦後の日本のセラミックス科学の発達に,友好や親善に尽力した世界の大学教授や科学者(25)C/C Composites,SiC Compositesなど各種の複合材料の開発,発展に尽力した Erich Fitzer ドイツ Karlsruhe 工科大学教授
宗宮重行

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マテリアル インテグレーション 2006年8月号

特集 触媒および光触媒材料の分子レベルでの理解2

固体高分子形燃料電池用新規電極触媒
(株)KRI 資源・エネルギー研究部 張 樹国 他

螺旋型光触媒リアクターによる水処理
産業技術総合研究所 環境管理技術研究部門 光利用研究グループ 主任研究員 根岸 信彰 

ハイブリッドWO3/TiO2フィルム電極の電気化学的光触媒作用-電荷分離に及ぼす酸化タングステンの構造の影響
大阪工業大学工学部応用化学科 東本 慎也 他 

水熱合成HTiOナノチューブの構造評価と特性
大阪府立大学大学院工学研究科 教授 中平 敦 他

ソルボサーマル法による酸化チタン系光触媒材料の合成
近畿大学理工学部応用化学科 助教授 古南 博

RFマグネトロンスパッタ法による可視光応答型酸化チタン薄膜光触媒の創製
大阪府立大学 産学官連携機構 北野 政明 他

ランタノイドオキシ硫化物の可視光照射下における光触媒特性
大熊本大学大学院自然科学研究科 助手 池上 啓太 他

メソポーラスシリカ光触媒による炭化水素の転化反応
名古屋大学エコトピア科学研究所 助教授 吉田 寿雄

シングルサイト光触媒を組み込んだメソポーラスシリカ薄膜の表面光誘起超親水性
名大阪大学大学院工学研究科マテリアル生産科学専攻 山下 弘巳 他

連載近代日本のセラミックス産業と科学・技術の発展に尽力した偉人,怪人,異能,努力の人々(28)第2次世界大戦後の混乱期の日本で初めて粉末X線回折計を自分で試作してセラミックス原料,焼結材料などの研究をされた卓見と行動力を持った異色の東京工業大学 岩井津一教授
宗宮 重行

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2006年07月29日

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マテリアル インテグレーション 2006年7月号

特集 触媒および光触媒材料の分子レベルでの理解1

巻頭言
特集にあたって
大阪府立大学大学院工学研究科 教授 安保 正一
ハーバーにより窒素と水素からアンモシアを合成する鉄系触媒が開発されてから,およそ100年になる.それから100年の間,重合触媒,水素化触媒,合金触媒,脱硫触媒など各種の触媒が開発され,20世紀の近代化学工業とその繁栄を支えてきた.触媒は,現在においても,環境保全やクリーンエネルギー創製と関連してますます重要な役割を担っていると言っても過言ではない.環境と省エネルギー対策に優れた日本の自動車用触媒,脱硝触媒,家電製品用触媒,燃料電池用触媒などが現在の重要な触媒として上げられる.さらに近い将来に向け,太陽光で稼動し水を水素と酸素に分解し,有害物質や有害なウイルス等で汚染された水や大気を清浄化・無害化する光触媒,破棄プラスッチク分解用触媒,バイオマスから水素を製造する触媒,キラル反応を誘起する触媒,触媒機能を制御し最適化が可能な自己再生型インテリジェント触媒の開発などが重要となるであろう.
これら重要な触媒の開発には,あらゆる物質の原子構造の決定を0.1オングストローム単位で正確に行うことのできる手法が不可欠となる.この意味において,ここ半世紀の間,シンクロトロン放射光の出現ほど自然科学や工学の発達に大きな影響を与えた科学技術は他に類を見ない.放射光は,電子を真空中で光速近くまで加速することによって得られる光で波長の短い硬X線から波長の長い遠赤外線までを含んだ強力な光線である.この強力な光線を波長を制御し偏光し光源として用いることで,あらゆる触媒材料の構造を0.1オングストローム単位で正確に知ることができる.現在では,上述したクリーンエネルギー創製,環境保全・環境浄化のための新規な触媒の開発を進める上で極めて重要な手法の1つとなっている.

Pt/SnO2における金属-担体間相互作用と酸化還元にともなう組織変化
京都大学工学研究科物質エネルギー化学専攻 江口浩一 他

白金触媒の電気化学的酸化過程のリアルタイムその場観測
日本電気株式会社 基礎・環境研究所 今井英人

自動車触媒用酸素貯蔵材料セリア-ジルコニアのXAFSおよびXRD解析
(株)豊田中央研究所 触媒研究室 長井 康貴

ゼオライト内ブレーンステッド酸点:酸性質,構造,触媒活性
鳥取大学工学部 教授 丹羽 幹 他

振動分光法(FT-IR、近赤外吸収)による酸化物表面の吸着水クラスターの構造解析
大阪府立大学大学院工学研究科 安保正一 他

担持La触媒上でのベンゼンの一段酸化によるフェノール合成
神戸大学 工学部 応用化学科 市橋 祐一 他

ニオブ酸化物光触媒によるアルコールのグリーン液相酸化
京都大学大学院工学研究科 田中 庸裕 他

シリカに担持したMo酸化物シングルサイト光触媒を用いたH2中の不純物COの選択酸化除去反応
物質・化学系専攻 応用化学分野 安保 正一 他

連載第2次世界大戦後の日本のセラミックス科学の発達に友好や親善に尽力した世界の大学教授 (24)世界で最初の透明な焼結アルミナ``Lucalox'' を発明し 焼結の科学に偉大な貢献をしたR.L.Coble MIT教授
宗宮重行

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2006年06月30日

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マテリアル インテグレーション 2006年6月号

特集 光とセラミックス

光と力と電気を結びつけるスマートマテリアルの創製
(独)産業技術総合研究所 実環境計測診断研究ラボ 研究員 山田 浩志 他

光学用透光性セラミックス(ルミセラ)
株式会社村田製作所 田中 伸彦 他

電子セラミックス膜を用いた高速空間光変調器とその応用
豊橋技術科学大学 井上 光輝 他

電リソグラフィー応用としてのフッ化物単結晶の開発
株式会社トクヤマ CF-10グループ 乾 洋治 他

遠赤外ヒータとそのセラミックス材料に関する最近の動向と問題点
(社)遠赤外線協会 顧問 木村技術事務所 所長 木村 嘉孝

透光性セラミックスレーザー素子開発と次世代レーザー光源への応用
大阪工業大学工学部電子情報通信工学科 神村 共住 他

透明酸化物半導体:最近の進歩から
東京工業大学 フロンティア創造共同研究センター 細野 秀雄

感光性ガラス
早稲田大学理工学総合研究センター客員研究員 森實 敏倫

光ファイバーの最近の動向
株式会社フジクラ 光電子技術研究所 光技術研究部 姫野 邦治

連載近代日本のセラミックス産業と科学・技術の発展に尽力した偉人,怪人,異能,努力の人々(27)謹厳実直,根性と情熱の権化,研究一途,新しい事がお好きで,和歌,漢詩を好まれて白陶という雅号を持っておられた東京工業大学,成蹊大学 河嶋千尋教授
宗宮 重行

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2006年05月27日

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マテリアル インテグレーション 2006年5月号

特集 セラミックスのグリーンマニュファクチャリング

巻頭言
今後のプロセス技術は-特集にあたって
産業技術総合研究所 先進製造プロセス研究部門 先進焼結技術研究グループ長 渡利 広司
我が国のセラミックス産業は,自動車産業や電子・デバイス産業等広範囲な分野へ様々な部材を供給し,製造業の競争力強化に大きく貢献している.また,近年コーディエライトや炭化ケイ素多孔体を利用した自動車用排ガス浄化フィルター,$\beta$-アルミナ固体電解質によるNAS電池等が製品化される等,セラミックスは環境保全材料として大いに期待されている.
セラミックスの製造工程を眺めてみると,乾燥・焼成時における多大なエネルギーの消費とそれに伴うCO\un{2}ガスの排出や環境ホルモンの発生,原料調整・成形時における有機溶媒の使用,水質汚染等環境への負荷は依然大きい.諸外国を凌駕する技術力及び高い産業競争力を有する我国のセラミックス産業は,今後世界のリーダーであり続けるためにも環境負荷を低減するプロセス技術,グリーンマニュファクチャーリングの構築や開発が急務である.
産業技術総合研究所 先進焼結技術研究グループはセラミックスの製造工程における種々の環境負荷問題を解決するために,グリーンマニュファクチャーリングについて議論を重ねるとともに研究開発を進めている.本特集号では,産総研のみならず国内の大学や企業において,低環境負荷を目指したセラミックスプロセスの開発を進めておられる先生方にも執筆を御願いし,当該技術における最近の動向について解説を頂いた.
本特集号を通じて,今後のセラミックスプロセス技術の発展,さらには我が国の産業技術の革新に少しでも貢献できることを願う次第である.

セラミックスの低エネルギープロセス技術の最近動向
産業技術総合研究所 先進製造プロセス研究部門 先進焼結技術研究グループ長 渡利 広司

マイクロ波焼結の最近の動向
産業技術総合研究所 先進製造プロセス研究部門 先進焼結技術研究グループ 安岡 正喜 他

セラミックス成形プロセスにおける有機バインダー低減化
産業技術総合研究所 先進製造プロセス研究部門 佐藤 公泰

無機バインダー技術
産業技術総合研究所 先進製造プロセス研究部門 長岡 孝明

セラミックスのグリーンマニュファクチャリング
名古屋大学・エコトピア科学研究所 坂本 渉 他

水熱反応による廃棄物の機能化技術
株式会社 INAX 総合技術研究所 創造技術研究室長 井須 紀文

高温場におけるガス成分の分析・評価法-焼成プロセスの明確化によって,環境負荷低減プロセスのデザインにつなげる-
産業技術総合研究所 津越 敬寿

セラミックス廃水の処理-浸透探傷試験により排出される水洗性赤色探傷液廃水の脱色処理-
産業技術総合研究所計測フロンティア研究部門 太田 一徳

連載第2次世界大戦後の日本のセラミックス科学の発達に友好や親善に尽力した世界の大学教授(23)もの静かで親しみ易い人柄で,日本のセラミックスの長期,短期の研究者の面倒をよくみ,セラミックスの靭性について先駆的研究を行い,さらに世界で最初のReaction Bonded Al2O3 (RBAO),Squees法,Pressure die casting法による含浸金属セラミックスなどを開発し,Engineering Ceramicsの研究,管理,応用に貢献したドイツTechnical University Hamburg-Harburg Proffessor, Dr. Nils Claussen
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2006年04月29日

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マテリアル インテグレーション 2006年4月号

特集 先端産業が牽引する環境関連技術

総論:ナノテクノロジーの社会的影響
独立行政法人産業技術総合研究所 東京本部 阿多 誠文

ナノ粒子と健康
大阪大学 産業科学研究所 釘宮 公一

石綿による健康障害と石綿代替品の生体影響
聖マリアンナ医科大学 予防医学教室 高田 礼子 他

粒子状物質からの呼吸保護
スリーエム ヘルスケア(株)安全衛生製品事業部技術部 笹生稔

VOCフリー接合技術の開発
パナソニック四国株式会社 グループマネージャー 俵 文利

臭素系ダイオキシン類概論
大阪府立公衆衛生研究所 生活環境部 環境水質課長 渡辺 功

Measurements of Dioxin Concentration\\ in Lead-free Soldering
Kinki University and Osaka University Koichi KUGIMIYA

連載近代日本のセラミックス産業と科学・技術の発展に尽力した偉人,怪人,異能,努力の人々(26b)第2次世界大戦後の東北大学工学部の教授としてセラミックスの科学と技術,セラミックス産業の発展に尽力された東北大学の梅屋薫教授
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2006年03月25日

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マテリアル インテグレーション 2006年3月号

特集 エレクトロニク・セラミクスの過去・現在・未来-35年の歩みを振り返って-

第一部エレクトロニク・セラミクスと岡崎清先生
早稲田大学理工学術院 一ノ瀬 昇

第一部エレクトロセラミックスとともに
電子セラミック・プロセス研究会 坂野 久夫

第一部これからのセラミック誘電体
山本技術士事務所 山本 博孝

第二部 分野別に見るエレセラの過去・現在・未来圧電セラミックとその応用
昭栄化学工業株式会社 大野 留治

第二部 分野別に見るエレセラの過去・現在・未来Piezoelectric Actuators Development History and the Future
The Pennsylvania State University Kenji Uchino

第二部 分野別に見るエレセラの過去・現在・未来高周波用誘電体セラミックスの歴史と最近の開発動向
(株)村田製作所 材料開発センター 立川  勉

第二部 分野別に見るエレセラの過去・現在・未来多層セラミック基板
株式会社富士通研究所 基盤技術研究所 主任研究員 今中 佳彦

第二部 分野別に見るエレセラの過去・現在・未来セラミックコンデンサの過去・現在・未来
太陽誘電 総合研究所 材料開発部 岸 弘志

第二部 分野別に見るエレセラの過去・現在・未来磁性体デバイス
TDK株式会社 基礎材料開発センター 磁性材料グループ 青木 卓也

第二部 分野別に見るエレセラの過去・現在・未来セラミック化学センサの進展
TDK早稲田大学理工学術院 一ノ瀬 昇

第二部 分野別に見るエレセラの過去・現在・未来二次電池の開発の歴史と今後の展開
NECトーキン 研究開発本部 沼田 達治

第二部 分野別に見るエレセラの過去・現在・未来PTCサーミスタの歴史と今後の展開
(株)村田製作所 新見 秀明

第二部 分野別に見るエレセラの過去・現在・未来ナノテクノロジーによる新機能ガラスの開発
京都大学大学院工学研究科・NEDOナノガラスプロジェクトリーダー 平尾 一之

会議報告岡崎清功労賞授与式
防衛大学通信工学科 教授 山本 孝

連載近代日本のセラミックス産業と科学・技術の発展に尽力した\\偉人,怪人,異能,努力の人々(26)第2次世界大戦後の東北大学工学部の教授としてセラミックスの科学と技術、セラミックス産業の発展に尽力された東北大学の村上恵一教授、梅屋薫教授
宗宮 重行

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2006年02月26日

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マテリアル インテグレーション 2006年2月号

特集 太陽エネルギー変換の最近動向

Cat-CVD法により作製した薄膜シリコン太陽電池
独立行政法人産業技術総合研究所 太陽光発電研究センター 産業化戦略チーム チーム長 増田 淳

シリコンナノ界面制御による光電極動作の理論解析
奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 助教授 浦岡 行治 他

光電気化学エッチングによる酸化チタン光電極の表面処理
岐阜大学大学院 工学研究科 環境エネルギーシステム専攻 助教授 杉浦 隆 他 

太陽光水分解・湿式太陽電池
兵庫県立大学大学院 工学研究科 物質系工学専攻 助教授 八重 真治

微結晶シリコンタンデム型太陽電池
三菱重工業(株) 先進技術研究センター 呉屋 真之

太陽光発電技術開発の現状と今後の展開
新エネルギー産業技術総合開発機構・新エネルギー技術開発部 専門研究員 荒谷 復夫

色素増感太陽電池における逆電子移動の抑制と変換効率の向上
信州大学繊維学部 精密素材工学科 研究員 森 正悟

Towards understanding the light-induced degradation in undoped α-Si:H
Institute of Physics SAS, Slovak Republic V. Nadazdy

連載近代日本のセラミックス産業と科学・技術の発展に尽力した\\偉人,怪人,異能,努力の人々(25)照れ屋で,一見無愛想で,心細やかで,バイタリティもあり,実行力と,国際性に富み,粘り強く実験をする強誘電体を主体とするエレクトロセラミックスの指導者,実験者であると同時に皆の意見の取りまとめ役としての指導性を発揮された東京工業大学 野村昭一郎教授
宗宮 重行

連載第2次世界大戦後の日本のセラミックス科学の発達に友好や親善に尽力した世界の大学教授 (22) 国際的視野に立ち,ヨーロッパ大陸,北アメリカ大陸で活躍した新しい型のドイツ大学教授で,ドイツ人,アメリカ人,日本人とその3人が1組となって国際会議のCeramic Powder Science や Ceramic Processing Science and Technology などを1987年以降ドイツ,アメリカ,日本などで主催し, 組織者の1人として活躍し,Am.Ceram.Soc.から多数のProceedingsを出版した Professor Dr. Hans Hausner Technical University of Berlin
宗宮 重行

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2006年01月27日

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マテリアル インテグレーション 2006年1月号

特集 希土類の魔力-形態自由自在-

巻頭言
大阪大学大学院工学研究科教授 今中 信人
希土類とは“ランタノイド系列にSc, Yを加えた17元素群の総称”であり,以前は稀土類の『稀(まれ)』の文字を記していたが,現在では希望の『希』を用いている.これはまさしく,現代社会において希土類がより一層魅力的な元素群となってきていることを如実にあらわしている.2004年秋には古都奈良において希土類国際会議も開催され,中でもその形態をいかに上手に操るか(制御するか)が富に重要となってきていることが注目の的であった.
ここでは同国際会議のプロシーディングの編者,並びに,日本の希土類分野の第一線でご活躍の方々を中心に特集号【希土類の魔力-形態自由自在-】を組んだ.ここで副題「形態自由自在」としているのは,より一層形態を能動的に操れることの意を込めている.
ぜひこの機会に{\bf 希土類ワールドへのプロローグ}を味わって頂ければ幸いである.

希土類イオンが伝導する固体電解質 - 脇役から主役へ -
大阪大学大学院工学研究科 助手 田村 真治 他

触媒材料
名古屋工業大学 小澤 正邦

ソルボサーマル反応による希土類酸化物の合成
京都大学大学院 工学研究科物質エネルギー化学専攻 教授 井上 正志 他

希土類合金の魔力-機能性自由自在-
新エネルギー・産業技術総合開発機構 研究員 佐藤 正志 他

希土類磁性の基礎
日本大学 理工学部 物理学科 教授 高野 良紀

高い磁力を持つ等方性希土類ボンド磁石
(株)東芝 研究開発センター 環境技術ラボラトリー 主任研究員 桜田 新哉 他

未来を照らす希土類蛍光体
新潟大学大学院 自然科学研究科 助教授 戸田 健司 他

長残光性蛍光体の特性及び応用
日亜化学工業株式会社 村崎 嘉典 他

不斉合成で活躍するキラル希土類錯体触媒
九州大学 先導物質化学研究所 教授 稲永 純二

希土類ポリ酸:蛍光体の分子モデルからスーパーナノリングクラスターへの展開
東京工業大学資源化学研究所 無機機能化学部門 教授 山瀬 利博

セリウムを用いた人工制限酵素が拓くニューバイオテクノロジー触媒材料
東京大学先端科学技術研究センター 教授 小宮山 真 他

連載第2次世界大戦後の日本のセラミックス科学の発達に友好や親善に尽力した世界の大学教授 (21) アメリカUniversity of Washington, SeattleとPrinceton大学で,日本からの留学生,研究者達と熱心に付合い指導したIlhan A. Aksay教授 Aksay…悪妻という日本語の意味も知っていた教授
宗宮 重行

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2005年12月29日

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マテリアル インテグレーション 2005年12月号

特集 マイクロ波・ミリ波誘電体

総論:マイクロ波・ミリ波誘電体の現状
早稲田大学理工学部 教授 一ノ瀬 昇

Dielectric Resonator Database
Materials & Minerals Division Regional Research Laboratory Trivandrum 695019 India M. T. Sebastian

低損失材料
名城大学 理工学部 講師 菅 章紀 他

高周波デバイス用LTCC材料
パナソニック エレクトロニックデバイス(株) 開発技術センター 材料プロセス研究所 加賀田 博司

LTCC応用高周波デバイス
TDK株式会社 電子部品営業グループ 戦略営業統括部 開発部 部長 中井 信也

基地局用誘電体共振器の展望
(株)村田製作所 材料開発センター 立川 勉 他

誘電体材料における格子振動測定とその解析手法-セラミックスから微粒子まで-
株式会社NEOMAX研究開発センタ 参事 島田 武司 他

メタマテリアルの概念
龍谷大学理工学部 粟井 郁雄

エアロゾルデポジション (AD) を用いた高周波フィルターのエンベッディド化技術
株式会社富士通研究所 基盤技術研究所 主任研究員 今中 佳彦 他

3次元フォトニックフラクタルの製法と電磁波特性
大阪大学接合科学研究所 スマートプロセス研究センター 桐原 聡秀 他

材料定数の新しい高周波測定方法-メタライズ膜と同時焼成されたLTCCの特性評価-
京セラ株式会社 総合研究所・研究員 中山 明 他

Development of Microwave Materials in Europe and USA
Materials Science Centre, School of Materials R Freer

MMA2004を終えて・・・
名古屋工業大学大学院工学研究科 しくみカレッジ物質工学専攻 大里 齊 他

連載タイ便り(その35)5年間を振り返って
Chulalongkorn Univ. Faculty of Science 教授 和田 重孝

連載近代日本のセラミックス産業と科学・技術の発展に尽力した\\偉人,怪人,異能,努力の人々(24)努力型の実験家でセラミックスの専問書から一般読者用の啓蒙書まで或は科学・技術書から芸術的な図書までの巾の広い多数の著書を出版された博学の東京工業大学 素木洋一教授
宗宮 重行

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2005年06月11日

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マテリアル インテグレーション 2005年11月号

特集 ベクトル材料化学(その2)

化学ベクトル法を用いたプロトン伝導性リン酸塩ガラスハイドロゲルの作製
名古屋工業大学大学院 工学研究科 教授 春日 敏宏

化学ベクトルの制御による骨修復用ガラス材料の設計
奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 大槻 主税 他

化学ベクトルに立脚した生体活性\\有機--無機ハイブリッドの設計
九州工業大学大学院 生命体工学研究科 宮崎 敏樹 他

医用ベクトルセラミック微小球
京都大学大学院工学研究科附属イオン工学実験施設 講師 川下 将一

電場と強磁場の重畳作用によるセラミックスのマテリアルデザイン
物質・材料研究機構 材料研究所 微粒子プロセスグループ 主幹研究員 鈴木 達 他

ベクトルプロセシングによる機能性チタニアナノコーティングの低温合成
豊橋技術科学大学 物質工学系 松田 厚範

無機材料の湿式合成に及ぼす磁気ベクトルの影響
大阪府立大学大学院工学研究科物質・化学専攻 村瀬 英昭

連載タイ便り(34)前立腺肥大と癌
Chulalongkorn Univ. Faculty of Science 教授 和田 重孝

連載第2次世界大戦後の日本のセラミックス科学の発達に友好や親善に尽力した世界の大学教授 (20) 半世紀以上にわたりコロイド化学,錯体化学,単分散粒子の製法と利用の発展に尽力した親日的なアメリカNew York州PotsdamのClarkson大学 Victor K. La Mer Professor of Colloid And Surface ScienceのEgon Matijevic教授
宗宮 重行

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