2009年03月12日

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マテリアル インテグレーション 2009年3月号

特集 マルチフェロイクス材料の作製と応用(2)
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マルチフェロイック材料における磁化誘起非線形光学効果
東京大学大学院理学系研究科化学専攻 教授 大越 慎一 他

ダブルペロブスカイト構造マルチフェロイック酸化物
京都大学化学研究所 島川 祐一 他

マルチフェロィック薄膜の光学特性
東京理科大学 理学部第一部応用物理学科 岡村 総一郎 他

BiFeO3薄膜からのテラヘルツ波発生と光新機能
大阪大学レーザーエネルギー学研究センター 教授  (南京大学 兼任教授) 斗内 政吉

BiFeO3単結晶における欠陥制御--欠陥誘起分極反転--
東京大学先端科学技術研究センター 野口 祐二

マルチフェロイック材料の第一原理計算
広島大学大学院 先端物質科学研究科 小口 多美夫

多結晶BiFeO3薄膜の応力および電界による結晶変形
大阪大学大学院基礎工学研究 中嶋 誠二 他

連載近代日本のセラミックス産業と科学・技術の発展に尽力した偉人,怪人,異能,努力の人々(33)明治初期の化学工業,特に明治維新後のセメント,耐火レンガなどの製造発展に尽力した最後の蘭学者,そして日本最初の近代化学技術者 宇都宮三郎氏
宗宮 重行

連載プレゼン修行拾遺録 【第3回】Merci, 謝謝, スパシーバ
物質・材料研究機構 光材料センター 轟 眞市

定価3,150円(税込・送料別) 別途送料200円

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2008年12月14日

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マテリアル インテグレーション 2008年11月号

特集 熱電発電材料の実用化

熱電発電材料の実用化に向けて--- 新熱電時代の胎動 ---
独立行政法人 産業技術総合研究所 ナノテクノロジー研究部門 舟橋 良次

カスケード型熱電発電モジュールの開発
コマツ研究本部産機研究室 海部 宏昌

民生用熱電発電のための高効率材料・モジュール開発
ヤマハ株式会社 プロダクティブテクノロジー事業戦略推進部 堀尾 裕磨

自動車の排熱利用
株式会社 三五 第1技術部 長谷 周一

自動二輪車用の熱電発電ユニットの開発
独立行政法人 産業技術総合研究所 サステナブルマテリアル研究部門 三上 祐史

抵抗加熱式工業炉における熱電変換技術
株式会社 IHI 技術開発本部 上松 和夫 他

熱電発電システム技
国立東京工業高等専門学校 電子工学科 永吉 浩

薄膜センサ
産業技術総合研究所 先進製造プロセス研究部門 申 ウソク 他

熱電発電の将来展望
湘南工科大学 名誉教授 梶川 武信

連載近代日本のセラミックス産業と科学・技術の発展に尽力した偉人,怪人,異能,努力の人々(31)秩父セメント株式会社 初代から5代目までの社長,諸井恒平,大友幸助,諸井貫一,大友恒夫,諸井虔社長の苦労と栄光の奮闘記(5)諸井虔社長
宗宮 重行

連載研究生活のためのインフォマティクス 【第2回】 研究成果のトレーサビリティ---汝のディスクを闇で満たすなかれ
物質・材料研究機構 光材料センター 轟 眞市

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2008年04月30日

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マテリアル インテグレーション 2008年4月号




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特集1:新ガラス溶融技術--環境負荷の低減に向けて
特集2:『独自』を求めて躍動する地域の科学技術--地方の産業技術振興の立役者たち


特集1:環境とガラス--温室効果ガス排出量削減を目指して--
寺井ガラス技術事務所 寺井 良平

特集1:革新的ガラス気中溶解技術
(独)物質・材料研究機構ナノセラミックスセンター機能性ガラスグループ長 井上 悟 他

特集1:ガラス溶解炉における燃料転換--都市ガス化によるCO2削減--
石塚硝子株式会社テクニカルカンパニーガラス技術部窯炉技術グループ副主任 山北 龍児

特集1:無鉛低融ホウ珪酸塩ガラスフリットの開発
地方独立行政法人 東京都立産業技術研究センター 研究開発部材料 グループ主任研究員 
田中 実

特集1:微粒造粒原料を用いたソーダ石灰ガラスの溶解性
旭硝子株式会社中央研究所 辻村 知之 他

特集1:乾燥誘起相分離による防眩性ガラス基板の作製
セントラル硝子株式会社 硝子研究所 津田 康孝

特集1:インフライトメルティングを用いた革新的省エネルギーガラス溶解技術の研究開発
東京工業大学 大学院理工学研究科 物質科学専攻 矢野 哲司

特集2:北海道における科学技術の振興と環境・エネルギー関連分野における研究開発の取組方策について
北海道立工業試験場における新エネ・省エネ技術の開発について
余剰バイオガスの有効利用方法に関する研究
北海道立北方建築総合研究所の環境分野の研究開発動向とエコスクールへの取組み
北海道企画振興部科学 IT振興局科学技術振興課 知的財産グループ 他

特集2:汽水湖を持つ地域の環境科学技術への取り組み---宍道湖・中海における水質保全施策と技術開発のファンダメンタル
島根県産業技術センター 企画調整スタッフ 研究調整監 川谷 芳弘 他

特集2:島根発の水質浄化技術開発の試み
島根県産業技術センター 環境技術グループ科長 塩村 隆信

特集2:中海・宍道湖の自然再生に果たす汽水域重点プロジェクトの役割
島根大学汽水域研究センター 國井 秀伸

連載近代日本のセラミックス産業と科学・技術の発展に尽力した偉人,怪人,異能,努力の人々(31)秩父セメント株式会社初代から5代目までの社長 諸井恒平,大友幸助,諸井貫一,大友恒夫,諸井虔 社長の苦労と栄光の奮闘記(2)大友幸助 社長
宗宮 重行

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2008年01月10日

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マテリアル インテグレーション 2008年1月号

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特集 ScとY

プラズマからChemistryを取り出してモノをつくる

総論-ScとY
大阪大学大学院工学研究科 教授 今中 信人
大阪大学大学院工学研究科 准教授 増井 敏行

イットリウム(Y)は,原子番号39の元素であり,銀色の金属である.第5周期,第3属の遷移元素であるが,その電子配置とイオン半径の大きさが,ランタノイド(La~Lu)に類似していることから,希土類元素のひとつとして分類されている.その応用は多岐にわたっており,先端材料には欠かせない元素のひとつとなっている.
酸化イットリウム(Y2O3)は最も重要なイットリウム化合物で,数多くの応用がなされている.ブラウン管式カラーテレビや,蛍光灯,液晶バックライトの赤色を発色する蛍光体は,これを原料としてつくられたYVO4:Eu3+,Y2O2S:Eu3+,およびY2O3:Eu3+が使用されている(本特集第4章).また,液体窒素温度以上で超伝導体となる,Yba2Cu3O7-δ(YBCO)複合酸化物は極めて有名である(本特集第5章).さらに,酸化イットリウムは立方晶の安定化ジルコニアの形成に極めて有用な役割を果たしており,その高い機械的強度は構造材料としてふさわしいだけでなく,ジルコニア中に酸化物イオン欠陥を生成させることで酸化物イオン導電性を著しく向上させる.この機能は自動車用の酸素センサ用材料として実用化されている.そして,これらの知見を生み出すには,状態図に関する検討が欠かせない(本特集第1章).
イットリウム・鉄・ガーネット(Y3Fe5O12)は有用なマイクロ波フィルタであるほか,音響エネルギー発信機および変換器として有用である.イットリウム・アルミニウム・ガーネットにネオジムやエルビウムを固溶させたものは,機械加工用や歯科医療用の赤外線レーザーとして使用される.セリウムをドープしたイットリウム・アルミニウム・ガーネット(Y3Al5O12; YAG)は黄色の蛍光を示すため,青色発光LEDと組み合わせて,白色LEDとして実用化されている.また,硬度が8.5もあるため,宝石(模造ダイヤモンド)としても用いられる.最近では,Y90の微小球が,切除不可能な肝細胞癌の放射線治療剤として応用できることが示された.このほかにも,イットリウムは,窒化ケイ素の焼結助剤や,低い熱膨張特性を利用して陶器やガラスの強化剤としても用いられる.
一方,スカンジウムは,原子番号21の元素であり,銀白色の金属である.イオン半径が他の希土類元素に比べ小さいが,周期表においてイットリウムと同じ3族元素にあるため,これも希土類元素のひとつとして分類されている.様々な材料において華々しい活躍をしているイットリウムに比べ,スカンジウムは地味である.軽量で,強度が大きい高機能素材であるアルミニウム-スカンジウム合金(Al3Sc)として,航空宇宙用部品,スボーツ用品 (自転車,野球のバット,射撃,ラクロスのスティックなど) の材料として用いられているものの,軽さや強度が近く,価格の安いチタンの方がはるかに多く利用されている.他には,ヨウ化スカンジウムが水銀灯の明度向上の添加剤として用いられることや,トリフルオロメタンスルホン酸スカンジウムが,有機化学においてルイス酸触媒として用いられるぐらいである.
このように,スカンジウムは工業的な応用があまりないため,酸化スカンジウムの価格は酸化イットリウムと比べ,試薬レベルで10倍,工業レベルでは約1000倍となっている.幅広い用途がないので価格が下がらないという悪循環を断ち切るためには,スカンジウムの新しい用途を切り開くしかない(本特集第2章).
こうした中,安定化ジルコニアの添加元素として,イットリウムよりもスカンジウムを加えた方が,酸化物イオン伝導性は高くなることはずいぶん前から知られていた.近年,燃料電池の固体酸化物燃料電池の電解質として,工業生産されるようになった(本特集第4章).また,白色LEDの演色性を高めるために用いられる緑色の蛍光体として,スカンジウムの複合酸化物を母体とする新しい材料がごく最近開発された(本特集第3章).また,スカンジウム錯体が,従来の有機合成触媒にはみられない特異な重合活性や反応性を持つことが見いだされた(本特集 第6章).スカンジウムを伝導種とする新しいイオン伝導体(本特集第8章)や,電子移動化学における重要な役割(本特集第7章)など,これまで思いもよらなかった新しい事実も見いだされている.これらの成果により,これまで高価であるため,研究開発があまり進まなかったスカンジウムが安価に供給されることが期待される.
本特集では,華々しい活躍を続けているイットリウムと,これからの活躍が望まれているスカンジウムに焦点を当て,これらを用いた材料に関する選りすぐりのトピックスを集めた.本特集がこれらの元素の新たな応用を切り開く突破口となることを願っている.

YあるいはScを含む酸化物材料の結晶構造と状態図
東京工業大学 大学院総合理工学研究科 准教授 八島 正知

ScとYの実用化の現状
信越化学工業株式会社 新金属部 准教授 斎藤 文彦

Scを含む新しいLED用蛍光体
(株)三菱化学科学技術研究センター 下村 康夫 他

酸化物イオン導電体でのSc, Yの役割
三重大学 工学研究科 教授 武田 保雄 他

高温超伝導体でのYの働き
芝浦工業大学 工学部材料工学科 教授 村上 雅人

精密重合を可能とするSc, Y系錯体
独立行政法人理化学研究所 中央研究所 主任研究員 侯 召民 他

電子移動化学におけるSc, Yの展開
大阪大学大学院 工学研究科 助教, SORST (JST) 末延 知義 他

Sc3+, Y3+を伝導種とするイオン伝導体
大阪大学大学院工学研究科 助教 田村 真治 他

連載第2次世界大戦後の日本のセラミックス科学の発達に友好や親善に尽力した世界の大学教授や科学者 (33)若くして教授となり,人の話を聞いてまとめるのが非常にうまく,J. European Ceramic SocietyのEditor in Cheifを長年つとめ,国際的に活躍しているイギリスProfessor Sir Richard Brook
宗宮 重行

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2007年10月12日

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マテリアル インテグレーション 2007年10月号

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特集 原子・電子レベルからの材料界面設計


巻頭言
材料界面への原子・電子レベルからのアプローチ
(独)産業技術総合研究所 ユビキタスエネルギー研究部門 上席研究員 兼 ナノ材料科学研究グループ長 香山 正憲
東京大学大学院 工学系研究科 総合研究機構 教授 幾原 雄一

様々なデバイスや材料の開発では,材料界面の構造や性質の解明とそれを通じた設計・制御技術の確立が極めて重要である.例えば,電子デバイスは半導体・絶縁体・金属の間の界面の集合体であり,ナノデバイス実現のためには,界面を原子レベルで設計・制御することが必要となる.環境適合型モバイル電源として電気自動車への展開が期待される燃料電池やリチウムイオン蓄電池では,電解質と触媒金属や電極金属との界面の電子,イオンの挙動が性能を支配する.熱遮蔽コーティングやスペースシャトルの耐熱タイルなど異種物質間のコーティングや接合の信頼性を高めるには,界面の構造や性質を原子・電子レベルで理解する必要がある.太陽電池や薄膜トランジスタ用の多結晶半導体やセラミックス,金属材料での粒界の重要性は言うまでもない.また,界面や粒界の特異な現象を利用するものとして,バリスタやPTCサーミスタなどセラミックス素子のメカニズムの解明はホットな話題である.最近注目されるReRAM(抵抗変化型メモリー)では,電圧パルス印加で金属/酸化物界面のショットキー障壁が大きく変化すると考えられるが,詳細は不明である.金触媒など金属/無機ナノ触媒では,金属ナノ粒子と無機担体との界面相互作用が触媒機能の発現に大きな役割を持つが,そのメカニズムは未だ謎である.また,ナノ粒子によるナノ結晶では,飛躍的な強度の向上や超塑性挙動など,特異な機械的性質が発現する.粒界と転位の相互作用や粒界自体の力学挙動に起因すると考えられるが,やはりメカニズムの詳細はわかっていない.

こうした材料界面の構造や機能を詳細に解明する手段として,電子顕微鏡観察と第一原理計算の組み合わせが有効である.最近の電子顕微鏡観察技術の進歩は著しく,原子分解能の格子像観察,HAADF-STEM法による局所元素分布観察,EELS-STEM法による局所電子構造観察,電子線ホログラフィー法によるポテンシャル分布観察が可能である.最近は,球面収差補正技術により各種分析手法の空間分解能が原子サイズに到達しつつある.一方,第一原理計算では,密度汎関数理論の確立で精度が向上し,projector-augmented wave法をはじめとする高効率手法の開発,Car-Parrinello法に始まる大規模構造計算技術の進歩により,現実的な界面構造の安定原子配列と電子構造,諸性質を高精度に求めることが可能となってきた.特に1990年代以降,この両者を緊密に組み合わせることで,界面の構造や性質の解明が飛躍的に前進してきた.

こうした解明から一般的に言えることは,例えば,\MARU1粒界の構造ユニットなど界面の規則構造や局所ボンドがしばしば界面全体の性質を支配すること,\MARU2界面ストイキオメトリの乱れが様々な結合性や性質を生むこと,\MARU3界面の添加物や不純物の重要性,\MARU4金属/セラミックス界面など,異なる結合性の物質間界面には,バルクにはない特異な結合状態が生まれること,等々である.こうした知見を材料界面の設計・制御技術の構築,新規材料やデバイスの創成に活かして行くことが期待される.本特集では,こうした材料界面の解明と設計を目指した研究状況を紹介したい.

先進電子顕微鏡観察によるセラミックス粒界の解明と設計
東京大学大学院工学系研究科総合研究機構 柴田 直哉 他

n型半導体SrTiO3単一粒界素子の粒界構造と電気的特性
東京大学大学院新領域創成科学研究科 山本 剛久 他

金属/無機ヘテロ界面の計算機設計
産業技術総合研究所ユビキタスエネルギー研究部門 田中 真悟 他

担持触媒における界面構造と電子状態
産業技術総合研究所 ユビキタスエネルギー研究部門 岡崎 一行 他

シリコンバルク多結晶太陽電池の粒界設計に向けて
東北大学金属材料研究所 沓掛 健太朗 他

ナノデバイスに向けたシリコン/絶縁体界面の解明と設計のための試み
富士通研究所 金田 千穂子 他

白金/炭素界面制御による燃料電池電極触媒の開発
筑波大学 大学院数理物質科学研究科 物質創成先端科学専攻 中村 潤児 他

分子デバイスに向けた有機分子/金属界面設計
東北大学金属材料研究所 水関 博志 他

連載近代日本のセラミックス産業と科学・技術の発展に尽力した\\偉人,怪人,異能,努力の人々(30)近代日本の陶芸の発展に尽力した人々(5)\\板谷波山,小森忍,河井寛次郎,濱田庄司,島岡達三(敬称略)などの傑出した方々と,東京工業学校,東京高等工業学校,東京工業大学,大阪高等工業学校,京都市立陶磁器試験場などの関係者の方々--- 島岡達三,縄文象嵌の手法の発見
宗宮 重行

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2007年04月09日

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マテリアル インテグレーション2007年4月号

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特集 プラズマからChemistryを取り出してモノをつくる



特集にあたって
(独)物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター プラズマプロセスグループ グループリーダー 石垣 隆正

大気圧付近で発生する熱プラズマは,高密度流体中で発生するプラズマの代表選手です.熱プラズマは材料プロセッシングに重要な特徴を有しており,合成プロセスが進行する反応場の制御性を高めることにより,形態,結晶構造,化学組成において従来にない材料創製が可能です.熱プラズマはその名の通り,「熱い」です.1万度以上の超高温をもっていて,発生圧力が比較的高いのでプラズマ密度が高く,軽い電子だけでなく,原子や分子など重い粒子も温度が高く,本当に「熱い」状態です.また,その中には高濃度のラジカルなど活性化学種が含まれています.

本特集では,まず,高温熱源として利用されてきた熱プラズマから,Chemistry を抽出して材料プロセスに利用することを取り上げました.熱プラズマの発生法としては直流アーク放電を発生するプラズマトーチと高周波(RF)磁場による誘導熱プラズマがあげられます.ここで取り上げたトピックスの多くが使用しているRF熱プラズマ法では,RFコイルを通して周波数・数MHz,入力・数十kWの高周波を供給してプラズマを発生します.このRF熱プラズマ法は無電極放電法ですので,酸化,還元,反応性といった各種雰囲気のプラズマを発生することができ,特異な化学反応場を提供します.そのために,化学反応性を顕在化させる反応場を最適化して探索すれば,ミクロン$\sim$ナノサイズの粒子,薄膜・厚膜の創製が可能になります.

また,プラズマ発生法のさらなる高度化を追求する必要があります.そのために,プラズマ発生圧力を下げたり(メゾプラズマ),タイムドメイン制御を取り入れたり(パルス変調熱プラズマ)した新しいプラズマ発生法では熱的効果が抑制され化学的効果が顕著に現れてきました.マイクロプラズマ発生では,マイクロデポジションも可能となりました.アーク放電法でも,多相交流アーク放電が開発され,熱プラズマの体積が非常に大きくなり,プラズマの流速が低くなってプラズマ中の化学反応を十分に生かせるようになりました.液中プラズマ発生では,プラズマ雰囲気の調整,急冷効果などに気相反応場にない特徴が現れました.さらにクラスター流体というべき超臨界状態にある流体中でのプラズマ発生は,クラスターの介在する新規プラズマ状態を実現しました.これら新しい試みを加えて高密度流体中のプラズマからChemistryを取り出す道筋が勢揃いしました.

本特集で取り上げたプラズマ材料プロセスのユニークな点,将来の可能性を理解していただき,多くの方に新たに使っていただけることを切望してやみません.


高周波熱プラズマを利用した金属間物ナノ粒子合成
東京工業大学 大学院総合理工学研究科 化学環境学専攻 渡辺 隆行

熱プラズマ法による金属・セラミックスのナノ粒子合成
株式会社 日清製粉グループ本社 技術本部 生産技術研究所 湯蓋 一博 他

熱プラズマCVD法による窒化物・炭化物・ホウ化物・酸化物の単相膜・複合膜・組成傾斜膜の作製
北海道大学大学院工学研究科 物質化学専攻 嶋田 志郎

熱プラズマ液滴精錬 (PDR) による高融点金属の高純度化
日立金属株式会社冶金研究所 韓 剛 他

多相交流アーク放電法によるカーボンナノチューブの合成
福井県工業技術センター 松浦 次雄 他

反応非平衡性を利用するパルス変調誘導熱プラズマプロセス
金沢大学大学院自然科学研究科 田中 康規 他

メゾプラズマによる高品質シリコン膜の低温高速堆積
東京大学大学院工学系研究科マテリアル工学専攻 神原 淳 他

超臨界流体プラズマの生成と材料プロセスへの応用
東京大学 大学院新領域創成科学研究科 物質系専攻 菊池 宏和 他

大気圧マイクロプラズマによる酸化物ナノ粒子の合成とマイクロデポジションへの応用
産業技術総合研究所 界面ナノアーキテクトニクス研究センター 清水 禎樹 他

液中アークプラズマを用いたカーボンナノ構造体の合成
兵庫県立大学大学院 工学研究科 佐野 紀彰

反応性RF熱プラズマを用いたセラミックスナノ材料合成
(独)物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター 石垣 隆正

連載近代日本のセラミックス産業と科学・技術の発展に尽力した偉人,怪人,異能,努力の人々(30)近代日本の陶芸の発展に尽力した人々(3)板谷波山,小森忍,河井寛次郎,濱田庄司,島岡達三(敬称略)などの傑出した方々と,東京工業学校,東京高等工業学校,東京工業大学,大阪高等工業学校,京都市立陶磁器試験場などの関係者の方々--- 河井寛次郎,土と炎の造形詩人
宗宮 重行

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2007年02月27日

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マテリアル インテグレーション2007年2月号

特集 NIMSナノセラミックスセンター



総 論
物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター 目 義雄

コロイドプロセスによる高次構造セラミックスの作製
物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター 目 義雄 他

前駆体プロセスによる炭化ケイ素ナノ粉末の合成
物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター 石原 知 他

窒化物系蛍光体の開発
物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター 広崎 尚登 他

酸化物系高速超塑性体の材料設計と開発
物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター 平賀 啓二郎 他

高周波熱プラズマによる高機能ナノ粒子の創製
物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター 石垣 隆正 他

陽極酸化技術の高度化によるナノ細孔の創製とその応用
物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター 井上 悟

反応性アークプラズマによる各種材料のナノ粒子化機構とその特徴
物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター 宇田 雅広 他

液相マニピュレーションを指向したナノ結晶粒子表面の分子変換
物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター 白幡 直人

ナノ粒界設計による機能性セラミックスの開発
物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター 吉田 英弘 他

ボールミリング--放電プラズマ焼結 (SPS) 法によるナノセラミックスの創製:酸化物系
物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター 森田 孝治 他

高エネルギー粉砕--SPS法による窒化ケイ素ナノセラミックスの作製
物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター 西村 聡之 他

格子歪に誘起されたアナターゼ型光触媒二酸化チタン単結晶中の電荷分離
物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター 亀井 雅之

低圧誘導結合プラズマCVDによるナノクリスタルダイヤモンド合成
物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター 岡田 勝行

コロイド粒子の電気泳動現象を利用したセラミックスの直接成形
物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター 打越 哲郎 他

MIMICプロセスによるセラミックスの微細構造パターニング
物質・材料研究機構 ナノセラミックスセンター 今須 淳子 他

連載近代日本のセラミックス産業と科学・技術の発展に尽力した偉人,怪人,異能,努力の人々(30)近代日本の陶芸の発展に尽力した人々(2)板谷波山,小森忍,河井寛次郎,濱田庄司,島岡達三(敬称略)などの傑出した方々と,東京工業学校,東京高等工業学校,東京工業大学,大阪高等工業学校,京都市立陶磁器試験場などの関係者の方々-小森 忍,勘がよく大陸や国内で活躍した.
宗宮 重行

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2005年01月01日

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マテリアル インテグレーション 1999年1月号

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特集 InterMaterial

巻頭言
“特集号のねらい”
 インターマテリアルとは,金属,無機,有機,半導体材料を同一種材料或いは異種材料間で複合化・融合化し,今までとは全く異なる構造・機能を付与した高次機能材料,或いは材料機能を単一機能から複合機能へと変革した高次機能調和材料を意味しています.
 前者の今までの材料とは全く異なる高次機能が付与されたインターマテリアルは,金属・無機・有機材料を原子・分子・ナノレベルで融合化することにより実現できると考えられています.この全く新しい高次機能材料の研究は,従来材料の枠を突破した新しい材料科学の構築とそれを基礎にした新産業の育成を最終目標にしています.この様な新材料を創成するためには,言うまでもなく原子・分子レベルから新物質を創成する新しいプロセスの開発が重要で,高機能薄膜材料をイメージしたシーズ指向の研究に分類できます.しかし,この様な基礎研究においても,研究の高効率化を達成するためにはMaterials Integrationを意識した研究が必要なことは言うまでもありません.
 一方,高次機能調和型インターマテリアルは,現在我々人類が直面しているエネルギー問題,地球環境問題,人口高齢化問題の解決に関して特に重要な役割を果たすと期待されます.この多機能調和型インターマテリアルを実現するためには,相手材料の弱点を飛躍的に改善しながら一方ではその優れた機能の更なる向上を可能にする,ミクロからナノレベルでの構造制御で特異な複合構造や界面制御構造を実現する必要があります.この材料分野の研究は,特定の目的を達成するためのシステムに必要な複合機能を想定し,それを1つの材料内に如何に組み込むかを考えながらの材料研究(Materials Integration Research)であり,目的が明確なニーズ指向の研究に分類できます.
 この高次機能調和型インターマテリアルは,主にバルク材料を目標とし,構造制御に関してはマクロからミクロ,ミクロからナノ,ナノから分子・原子レベルへと展開され、それに伴い研究内容は,現存材料の機能拡張から,構造材料と機能材料の融合へと移行すると考えられます.なお,この分野の研究も最終的には,現在人工格子法でしか達成できないと考えられてきた原子・分子レベルで構造制御した全く新しい機能を持つ材料を、バルク材として実現する方向へと研究が移行するはずです.これが達成できた時点で両インターマテリアルの構造制御は同一レベルになり,両者の合致は金属・無機・有機材料の枠を超える新しい材料科学の構築と、それを基礎にした新産業育成をもたらすと考えられます.
 本特集号は,この2種類のインターマテリアルの中で後者,即ちミクロからナノレベルの構造制御に強く関係している高次機能調和材料についての特集号です.この多機能調和型インターマテリアルを最初に取り上げた理由は,このような材料はMaterials Integrationを強く意識することにより始めて実現可能で,本月刊誌の目的とかなり合致すると考えられるからです.また,日本のおかれている現状を考えると,今後の産業戦略に確実に組み込むことが可能な材料が,現在最も必要とされているはずであり,またこの様な立場での展開がより多くの情報を読者に提供可能であると判断したからです.この様な考え方に対して,また本特集号の内容に関して読者の皆様から忌憚のない意見を頂けると幸いです.
 なお,この特集号で取り上げた材料は,"New Interactive Clever Engineered Materials","Surface and Interphase Engineered Materials","Human Related Engineered Materials"に分類でき,今後もこの分類に基づくInterMaterial 特集号を組みたいと考えています.

1.Rationality of This Special Issueインターマテリアルへの期待!
大阪大学産業科学研究所 新原 皓一

2.New Interactive Clever Engineered Materials高次に機能が調和したマシナブルな窒化ケイ素系セラミックスの設計・開発
大阪大学産業科学研究所 新原 晧一、楠瀬 尚史

2.New Interactive Clever Engineered Materials損傷許容性に優れた窒化ケイ素積層セラミックス
石川島播磨重工業(株)技術研究所 茂垣 康弘、宮原 薫、佐々 正

3.Surface and Interphase Engineered Materialsコストパフォーマンスに優れた鋳造による金属セラミックスの複合材料
大阪大学産業科学研究所 菅沼 克昭

3.Surface and Interphase Engineered Materialsチタニアナノチューブの合成
中部電力(株)技術研究所 春日 智子

3.Surface and Interphase Engineered Materialsポーラス金属の創製と応用
大阪大学産業科学研究所 中嶋 英雄

4.Human Related Engineered Materialsフレンドリ・マテリアル-触って暖かく感じる材料の設計-
大阪大学産業科学研究所 西嶋 茂宏、新原 晧一

4.Human Related Engineered Materials新しい無機・有機系融合材料
新日本製鐵(株)技術開発本部 片山 真吾、山田 紀子、吉永 郁子

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Posted by 株式会社CSセンター at 00:00INTERMATERIAL